株式会社豊島屋(岡山県)
今回のそ~だったのかンパニーは、江戸中期に創業、今年300年を迎える、岡山県倉敷市の老舗、豊島屋が登場。老舗の名店が作るのは、なんとソース。昭和初期に製造した「タテソース」は岡山県下ではお馴染みの味として親しまれています。注目されるのは品数の多さ。初期に作られたウスターソースから派生したソースは様々な料理に合うように進化を続けています。スタジオに登場したソースの数々に八嶋もビックリ。ここまで細かく作った理由を突っ込むと、社長からは驚きの答え。スタジオ大爆笑の中トークが展開します。さらにカンパニーが手掛けたのがソースの隠し味。専用工場まで作って独自に製造する商品が、全国で引っ張りだこになっています。そして、注目なのが、社長の味を作る技術。依頼された商品と同様の味を再現し、煮物、だし巻き、焼き鳥のタレと数々の商品を開発していきます。誰が作っても同じ味で完成するタレは、惣菜店、店内製造をするスーパー、料理店にとっては、なくてはならない強い味方。少量でも請け負って味を作るカンパニーの驚きの開発力が地域のお店を支えています。今回は、創業300年の老舗店が作り出す驚きの食の世界のそ~だったのかの秘密に迫ります。
昭和初期に誕生した「タテソース」。このソースの原材料にはカンパニーが特にこだわっていたものがあります。それは隠し味として使っている唐辛子!多くのソースには大事な隠し味としてごく少量使われているのですが、唐辛子にこだわったカンパニーは唐辛子エキスを抽出する専用工場までつくったのです。この唐辛子エキスの辛さは、市販されている唐辛子ソースのおよそ10倍もあり、取り扱いには細心の注意が必要なほど。当初は自社のソース用だけにつくっていたこの唐辛子エキスですが、実は味付けのりや漬物など様々な食品の隠し味としても使われていて、今では、全国の食品メーカーから注文が入るほど引っ張りだこになっているんです。
カンパニーがつくる調味料は、ソース以外にもつゆやタレ、醤油などがあり、その数はなんと130種類以上!惣菜店やスーパーなどで、誰が調理しても惣菜がいつも同じ味になるようにつくられた用途限定の調味料。
お店1つ1つの味を再現する惣菜用の調味料づくりには、カンパニーのある狙いがあったのです。それは、小ロット対応の惣菜用調味料をつくることです!さらにこうした小規模のお店の要望に寄り添ってつくった調味料の中に、カンパニーの看板商品にまでなったものがあるんです。それがとっても辛い「超・激辛ソース」。とあるお好み焼き店から辛いお好み焼きソースはないのか?と言われたことをきっかけに開発を始めました。2006年には年間1万本を売り上げ、カンパニーの看板商品にまで成長したのでした。