マツダ バイオマス燃料の実証実験 鉄を溶かす溶解炉で活用 10年後CO2排出実質ゼロめざす
2/28(金) 10:29
自動車メーカー・マツダはCO2削減などを目的に、植物から作られたバイオマス燃料を車の部品製造に活用する実証実験を行いました。
カーボンニュートラルを目指す今回の実証実験は、マツダの広島工場で鉄のスクラップを溶かす「キュポラ溶解炉」と呼ばれる設備で公開されました。
内部がおよそ1800度に達する溶解炉の稼働には化石燃料が使われていますが、年間およそ1万トンのCO2が排出されているということです。
これに代わる燃料としてヤシ殻から作られたバイオマス燃料だけでおよそ1時間、溶解炉を稼働させる実験が行われました。
バイオマス燃料のみで稼働させるのは世界的にも例がなく、マツダでは10年後、国内外の工場や事業所でCO2実質ゼロとする目標を掲げています。
【マツダ パワートレイン技術部・田中裕一主幹】
「エネルギーでいうと海外からの輸入が大半でごく一部ではあるが、国産化することはエネルギー調達の面でもCO2を削減するだけではなく、いろいろな波及効果が出てくるものと考えている」
27日の実験では、安定稼働が確認できたということです。
マツダでは今後、果物の皮など様々な廃棄物の活用も試しながら2030年度までに実用化を目指しています。
カーボンニュートラルを目指す今回の実証実験は、マツダの広島工場で鉄のスクラップを溶かす「キュポラ溶解炉」と呼ばれる設備で公開されました。
内部がおよそ1800度に達する溶解炉の稼働には化石燃料が使われていますが、年間およそ1万トンのCO2が排出されているということです。
これに代わる燃料としてヤシ殻から作られたバイオマス燃料だけでおよそ1時間、溶解炉を稼働させる実験が行われました。
バイオマス燃料のみで稼働させるのは世界的にも例がなく、マツダでは10年後、国内外の工場や事業所でCO2実質ゼロとする目標を掲げています。
【マツダ パワートレイン技術部・田中裕一主幹】
「エネルギーでいうと海外からの輸入が大半でごく一部ではあるが、国産化することはエネルギー調達の面でもCO2を削減するだけではなく、いろいろな波及効果が出てくるものと考えている」
27日の実験では、安定稼働が確認できたということです。
マツダでは今後、果物の皮など様々な廃棄物の活用も試しながら2030年度までに実用化を目指しています。