2019.07.29(月)  被爆樹木の絵本

もうすぐ74年目の8月6日を迎えます
 
あの日の惨状を経験した物言わぬ証人「被爆樹木」
被爆樹木を題材にした絵本が完成しました

この絵本を作ったのは二人の主婦
広島市南区に住む藤原美香さんと村本美香さんです
 
皆さんは被爆樹木の多くが
「爆心地の方向に傾いている」ことをご存知でしょうか

広島市内には現在160本の被爆樹木があります

筑波大学の鈴木雅和名誉教授たちの研究によると
幹が1本で移植されていないなどの
条件に当てはまる被爆樹木の約8割が
爆心地の方向に傾いているそうです
 
幹の爆心地側が熱線や爆風、放射線などで傷つき
反対側との成長速度に差が生じたためと考えられています
 
藤原さんはその事実を知り
被爆樹木が「あの日を忘れないで」と
語りかけているように感じたといいます
 
明日(7月30日)の「TSSプライムニュース」で
この絵本に込められた思いに迫る特集を放送予定です

※写真
筑波大学・鈴木雅和名誉教授、藤原美香さん、村本美香さんと
比治山の被爆樹木「クスノキ」の前で