2023.05.12(金) 出産レポート
出産からあと数か月で2年が経とうとしています。
あんなに小さかった娘はついにイヤイヤ期に突入したようです。
今回は、成長著しい娘の出産の様子を綴ります
一つとして同じエピソードのない出産。
私の出産レポートが、これから出産を迎えるママパパの参考になるかわかりませんが、
少しでも励みになれば幸いです。
里帰り出産のため大分の実家に帰省し、両親とのんびり過ごし、臨月を迎えました。
コロナ禍真っただ中だったため、広島にいる旦那さんと接触したら病院に2週間入れなくなるので、里帰り以降会えずその時を迎えました。
予定日4日前
朝4:00
生理痛に似た腰の重みと子宮の痛みで目覚め、トイレに行くと薄いピンク色の出血がありました。これがいわゆる「おしるし」。
痛みの間隔を陣痛アプリで計ると15分。
「ついに陣痛が来た!!!」と思い
急いで病院に連絡すると、家からの距離があるので早めの来院を促され車で病院へ向かいました。
車中で、陣痛がはじまったことを旦那さん、義母、西山ほのかアナに連絡すると
西山アナから
「痛みが和らぐらしいので、しんどい時見てください」と
謎の画像が送られてきました(^^)
その後、
痛みがなくなる。(笑)
前駆陣痛だったみたいです。
ただ病院に着いてしまっていたので一旦入院。
このまま陣痛がこなければ夕方に退院するかもしれないと告げらました。
臨月で何度も長距離を往復するのはしんどいので、
病院の廊下を行ったり来たりして陣痛を促進しようと勤しみました。
16:00
NST(胎児の心拍数を調べる検査)実施。
しばらくして、助産師さんから
「へその緒が赤ちゃんの首に巻き付いていて、わずかに心拍数に乱れがある」と告げられ
その日はそのまま入院して一晩様子をみることになりました。
19:00 陣痛がはじまる
生理痛を数倍しんどくした、腰を締め付ける痛みが襲ってくる
その間隔15分。
この産院で姉が助産師として働いているので、様子を伝えると
「陣痛だね。初産だから今の状況だと
翌日の昼前くらいに生まれるかな。シャワー済ませとき」
と言われたのでシャワー室に行きましたが、痛みはどんどん増してきました。
立っていられない痛みで、痛みが続く間はシャワー室の床にうずくまり温かいお湯を腰に当てて何とか耐えました。
22:00 陣痛5分間隔 子宮口1cm
骨盤が割れそうなほどの強い痛み。
どんな体勢になっても痛くて痛くて、旦那さんと電話を繋ぐも会話をする余裕すらない状態。この痛みがあと12時間ほども続くと思うと、一人で耐える自信がなくて不安で仕方なかったです。
旦那さんは
「お産に備えて寝た方がいいよ」と言っていましたが、、、
「痛すぎて寝られるわけないじゃん!」って心の中でキレていました。(笑)
0:50 子宮口3cm
こんなに痛いのに3cmしか開いていないことに絶望。。。
子宮口はまだ狭いけど、赤ちゃんの頭の降りが早いため
お産部屋に移動。
ここからは意識が薄くなって記憶があるのは断片的です。
お産用のベッドに横になり、助産師さんが腰をさすってくれていたのですが、
この手が本当に最高でした。痛みを楽にしてくれて、コロナ禍で立ち合い出産ができない心細さを和らげてくれた唯一の救いでした。
ベテランの助産師さんもたまに様子を見に来てくださって、それだけでホッとしました。
1:30 子宮口5cm
寒くないのに震えが止まらなくなっていました。
さらに息がうまく吸えなくなり、人生で初めて酸素マスクを付けました。
赤ちゃんに空気を送ってあげたいけど苦しくて、いきんでしまい、ここからはいきみを我慢する闘いでもありました。
2:00 子宮口全開
赤ちゃんの降りが順調すぎて、一気に慌ただしくなりました。
そして、ここで赤ちゃんを取りあげる約束をしていた助産師の姉登場!
すぐにお産体勢へ!
私を取り囲むように3人の助産師さんが待機。
左脇の若い助産師さんは私の腰に握りこぶしを置き「私の手をおしりで押して!」と言って体勢をキープさせてくれ、
右脇について下さったベテラン助産師さんは、喘ぐ私に「声は出さないで、口をすぼめて息を吐く!」と言って呼吸を落ち着かせてくれました。
赤ちゃんを取りあげる姉は、「はい、今!がんばれ!」といきむタイミングを指示。助産師のみなさんの素晴らしいチームワークのお陰で、ここからはしんどかったけどあっという間でした!!
「もう終わりが見えている!みんなが付いている!頑張ろう!」と思えました。
こんな壮絶な中、産まれる瞬間を見てもらうため旦那さんとテレビ電話を繋ぐと、こちらの緊迫感とは一転、「もしも~し」と軽いいつも通りの応答で、拍子抜けでした。
でも、これで無駄な力が抜けて良かったのかも。
そして、ついに『すぽんっ!』
産まれた瞬間は
「よっしゃーーーーーー!!!終わったーーーーー!!」
という解放感で満たされました。
赤ちゃんが産まれた感動は、お恥ずかしながら、かなり時差でやってきました。
産まれてすぐ胸の上で抱かせてもらったのですが、
なんせ眼鏡を掛けていなかったので
顔は全く見えず、、、実感がわいてきたのは
そこからひと眠りして、眼鏡を掛けて対面した4時間後のことでした。
出産は、間違いなく人生で最も痛い時間でした。
ただ今思うと
お産自体は、助産師さんが励まし支えて下さるし
赤ちゃんのタイミングに合わせていきみ、一緒に頑張っていると実感できたので
辛い時間ではなかったです。
でも、一人病室で陣痛を耐えた時間は、何倍にも長く感じる時間でした。
私個人的な感想ですが
陣痛に耐える時間こそ、何かしてあげられなくてもいいので
叶うことならば家族にそばに居てほしいと思いました。
私たちはコロナ禍の制限で、できなかったのですが
その分、助産師さんの存在は尊かったです。
お産を迎えるにあたって『あったら良い』と思うものを聞かれたら、
陣痛の強い痛みをほぐすグッズ(腰に当てるテニスボールやカイロ)、
リラックスさせてくれる音楽、動画かな。
人にもよると思ういますが、
陣痛は想像を絶する痛みだったので
これから立ち向かう方は、ぜひ家族で乗り越えてほしいです!
どうか、がんばってください!!
出身地:大分県
誕生日:12月10日
血液型:B型