2021.01.29(金)  おすすめの小説

きょうは最近読んだお気に入りの本をご紹介します。

去年の本屋大賞受賞作 凪良ゆうさんの「流浪の月」です。
 

どんでん返しや意外な展開がある訳ではないのですが、
序盤からこの物語に没入しました。

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主人公の家内更紗(さらさ)は、9歳の時両親と別れ
不遇の生活を送ります。
そんな中、誘拐事件の被害者に。
犯人は19歳の青年 佐伯文(ふみ)。
2か月にも及ぶ二人での生活の末、文はロリコン大学生として逮捕され、
更紗は可哀そうな少女として世間から見られます。
その事件から15年後、偶然なのか必然なのか二人は再会ー

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小児性愛、誘拐、DV、、、
社会の問題を当事者の立場で描いている作品です。

暗い話だと思われるかもしれませんが、
主人公たちの純粋な感情は、癒しにも似た空気を醸し出しています。

小説ですが現実的で、
私はこれを読んで、自分自身が無意識にしている
「決めつけ」を反省しました。
読む人によって
様々な感情になると思います!

ぜひ、読んでみてほしい一冊です(^^)