2020.09.29(火)  鉄道の秋です(確信)

私は鉄道の廃線跡巡りを愛してやまないのですが、秋はそれにもってこいの季節です。

夏は草木が生い茂って痕跡を見つけるのに苦労しますし、
虫がたくさんいるのでなかなかの重装備となってきます(こうなると暑さも相まって、やや苦行めいてまいります)。



秋は草もいい具合に枯れて、刺す虫も少なくなってきます。

歩いていても爽やかな風が心地よい、大好きな季節です。

こちらは昨年9月末に訪ねた、
旧国鉄・士幌線(しほろせん)の幌加(ほろか)駅跡。

かつては駅前にも賑わいがあったそうですが、すでに付近の住民は皆無に等しくなっています。

いまでは森に還りゆく大地にホームとレール、そして有志の方々が設けた駅名票が遺るのみです。


『地域が衰退したから鉄道がなくなった』という事実は否定しようがありません。

ただ『鉄道がなくなった地域の衰退』が加速度的に進むのもまた現実。

過疎地域の鉄路の存廃問題は、
私のような いち鉄道好きの立場からも看過できない、大きな課題のひとつです。

 

それにしても、北海道・上士幌(かみしほろ)町の秋はとても美しかったです。

いつの日か再訪できることを心待ちにしています。