アナブログ:野川諭生 バックナンバー一覧

2025.2.20(木)

大森駅(東京都)

東京都大田区のJR 大森駅。所属路線は東海道本線ですが、青い帯でおなじみの通称「京浜東北線」の列車のみが停車します。 ホームは1面2線(1面のホームの両側に上下線が発着)のシンプルな構造です。 駅ビルにはJR東日本グループの展開する「アトレ」も入居。日常のお買い物は駅周辺で事足りるのではないでしょうか。 表玄関にあたる東口は、さすが東京23区内、首都圏の大動脈たる京浜東北線の駅といった風格がありますが・・・ 反対側の西口は道路へそのまま抜けられる構造で親しみやすさを感じます。駅名のフォントも、いい味を出していますよねぇ。・・・と、ここまで大森駅を見てきたのですが、実はこの駅、利用者数でなかなかびっくりする記録を持っています。2023年度の1日あたり平均乗車人員は78,233人なのですが(JR東日本発表資料に拠る)、これはJR東日本の「乗り換え路線がない駅(単独駅)」では最も多い数字です。一説には、日本一、あるいは世界一利用者数が多い単独駅とも。ほのぼのとした雰囲気ただよう西口のたたずまいからは想像もつかない、すごい駅なのでした。

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2025.2.12(水)

白老駅(北海道)

北海道白老郡白老町のJR室蘭本線、白老駅。駅名版の下に掲示されている通り、アイヌ文化について体験しながら学べるナショナルセンター「ウポポイ」(2020年開業)の最寄り駅です。ウポポイ開業に向け、停車する特急列車の本数が大幅に増加。アクセスが より便利になりました。札幌駅からは特急でおよそ1時間です。 このあたりは線形(路線の形状)が非常に良く、当駅から札幌方面に向かって実に28.7キロが直線区間!!!鉄道としては国内最長となっています。まっすぐな線路は列車も快調に走れますから、乗りごたえも抜群です。 ウポポイのオープンに向けて駅舎もリニューアルされ、バリアフリー化や自由通路、駅前広場などの整備が行われました。 空の玄関口、新千歳空港からのアクセスも1時間足らず。今後ますます存在感を増していきそうな白老駅です。 (JR北海道名物のホーロー看板も素敵!) 

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2025.2.3(月)

梅林駅(福岡県)

福岡県福岡市城南区の福岡市地下鉄七隈線(ななくません)の梅林駅。広島市安佐南区、JR可部線にも梅林駅がありますが、そちらの読みは「ばいりん」駅。今回ご紹介するのは「うめばやし」駅です。あの甘い香りが漂ってきそうな、美しい駅名ですよね。 地上に出てふ~っと深呼吸(粉雪が舞っていました)。ふと振り返ると、気になるフォトスポットを発見しました。 幼少期より、地上を走る鉄道よりも地下鉄にお世話になることが多かった私。そうか、ここより南に日本の地下鉄の駅は無いんだなぁと思うと、少し胸がじ~んとしたのでした。 なお、日本最西端の地下鉄駅は、同じ七隈線の終着駅である橋本駅(福岡市西区)、最東端は札幌市営地下鉄東西線の新さっぽろ駅(札幌市厚別区)、最北端は札幌市営地下鉄東豊線の栄町駅(札幌市東区)となっています。私、栄町駅だけ未訪問です。今年のうちに行けますように・・・。 

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2025.1.22(水)

出雲市駅(島根県)

島根県出雲市のJR 山陰本線、出雲市駅。文字通り、全国的な観光地たる出雲市の玄関口となる駅です。 いまでは全国唯一の定期夜行列車となった寝台特急『サンライズ出雲』を使えば東京駅から乗り継ぎなしで到達できます。ただしこちらは、超の付く人気列車。チケットを手に入れるためには少しばかりの運も必要になってきますね。私も何度、涙を呑んだことでしょうか・・・(グスン) 駅舎北口は出雲大社をモチーフにしたデザインでなかなか迫力があります。とはいえ「出雲市駅の目の前に出雲大社がある」・・・わけではありません。 JRの駅舎に隣接して一畑電鉄、北松江線の電鉄出雲市駅があり、現在、出雲大社へはこちらへ乗り換えてのアクセスが一般的です。かつては出雲市駅から別の路線が・・・と話し始めるとややこしくなりますので、そちらはまた、日を改めて・・・。 出雲市駅は2面4線(2面のホームの両側に線路がある)構造です。普通列車と特急列車とが対面で接続できる造りですね。先ほどお伝えした『サンライズ出雲』のほか、​岡山駅と出雲市駅をつなぐ『やくも』や新山口駅と鳥取県を結ぶ『スーパーおき』、島根県と鳥取県を走る『スーパーまつかぜ』など、かなり頻繁に特急列車が発着します。 この日はホームにて、381系特急やくも、それもかつて走っていた速達タイプの特急『スーパーやくも』を復刻したデザインの編成に巡り合えました。(隣の線には通常の『ゆったりやくも』塗装の381系も・・・!) なんだかんだ言われながらも、曲線での減速を抑えて所要時間の短縮に貢献したエポックメイキングな車両であったと思料します。そんな381系は、この年末年始の多客期臨時運用をもって完全に引退。もう、この光景は二度と見ることができません。個人的にもたくさんお世話になった思い入れのある車両であり、寂しい気持ちでいっぱいです。・・・なんだか年の初めから感傷的な内容になってしまいましたが、ことしも『鉄道』にとことん向き合ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 

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プロフィール

出身地:東京都
誕生日:8月29日
血液型:不明

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