出雲市駅(島根県)
島根県出雲市のJR 山陰本線、出雲市駅。文字通り、全国的な観光地たる出雲市の玄関口となる駅です。 いまでは全国唯一の定期夜行列車となった寝台特急『サンライズ出雲』を使えば東京駅から乗り継ぎなしで到達できます。ただしこちらは、超の付く人気列車。チケットを手に入れるためには少しばかりの運も必要になってきますね。私も何度、涙を呑んだことでしょうか・・・(グスン) 駅舎北口は出雲大社をモチーフにしたデザインでなかなか迫力があります。とはいえ「出雲市駅の目の前に出雲大社がある」・・・わけではありません。 JRの駅舎に隣接して一畑電鉄、北松江線の電鉄出雲市駅があり、現在、出雲大社へはこちらへ乗り換えてのアクセスが一般的です。かつては出雲市駅から別の路線が・・・と話し始めるとややこしくなりますので、そちらはまた、日を改めて・・・。 出雲市駅は2面4線(2面のホームの両側に線路がある)構造です。普通列車と特急列車とが対面で接続できる造りですね。先ほどお伝えした『サンライズ出雲』のほか、岡山駅と出雲市駅をつなぐ『やくも』や新山口駅と鳥取県を結ぶ『スーパーおき』、島根県と鳥取県を走る『スーパーまつかぜ』など、かなり頻繁に特急列車が発着します。 この日はホームにて、381系特急やくも、それもかつて走っていた速達タイプの特急『スーパーやくも』を復刻したデザインの編成に巡り合えました。(隣の線には通常の『ゆったりやくも』塗装の381系も・・・!) なんだかんだ言われながらも、曲線での減速を抑えて所要時間の短縮に貢献したエポックメイキングな車両であったと思料します。そんな381系は、この年末年始の多客期臨時運用をもって完全に引退。もう、この光景は二度と見ることができません。個人的にもたくさんお世話になった思い入れのある車両であり、寂しい気持ちでいっぱいです。・・・なんだか年の初めから感傷的な内容になってしまいましたが、ことしも『鉄道』にとことん向き合ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
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