前回に引き続き、行きたがリーノさんはケニア人の「エリック」。日本のおもちゃを見に行きたいというエリックを廿日市市木材利用センターへ連れてきた柴田。そこにいたのは早業でけん玉を削り上げていく職人の西村さん。
この西村さん、毎年廿日市市の小学校の新入生全員にけん玉をプレゼントしているそう。ちなみに今年贈ったのはおよそ1000個!!

西村さんに教えてもらいながら、エリックも初めてけん玉にチャレンジ!
いつも「だいじょぶよ!」が口癖のエリックもなかなか玉を乗せる事ができず大苦戦。それでもすっかりけん玉に夢中のエリックは、発祥の地廿日市市民の実力を調査しようとけん玉片手に町へ飛び出す!

突然の無茶ぶりにも関わらず、やはり皆さんけん玉の扱いは慣れたもの。探せば更に上手い人がいるのでは!?と二人が向かったのは廿日市市役所。ここで一番けん玉が上手いという噂の西岡さんに、剣を玉で受ける「すくい剣」を見せてもらった二人は大興奮!そこで「絶対できないよ～!」と何気なく挑戦したエリックのけん玉がまさかの成功というビギナーズラックを見せる!!!!「皿にも乗せられないヤツが、それはできるんかーい!!」と思わず崩れ落ちる柴田。市役所の皆さんも拍手と大爆笑なのでした!

けん玉名人を探し歩いた二人がいきついたのが廿日市高校でジャグリング部の部長を務める、けん玉チャンピオンの久保田悟くん。ということで、早速チャンピオンの技を見せてもらおうと始まったパフォーマンスが、けん玉なのに玉に紐が付いてない!?しかも玉が一つじゃない!!?足の下を通したり、天井高く玉を上げたりと、けん玉の概念を大きく突き抜けた技の数々に度肝を抜かれた様子の二人!!

そんなチャンピオンにどうしてもチャレンジして欲しいと柴田がポケットに忍ばせていたものは…5cm程度のちーーーさなけん玉!!このけん玉で「すくい剣」を見せてほしい!ジャグリング部の皆さん、柴田、エリックが見つめる中、小さなけん玉が宙を舞い…
刺さった!!…ように見えたけん玉はわずかにずれてチャンピオンの指に挟まり、歓声は爆笑へ!

日本のおもちゃを見に行きたいと言っていたエリックも、母国ケニアの子供たちにけん玉を教えてあげたいと、広島を代表するおもちゃを気に入ってくれたようす。
片手にけん玉を握りしめたままの二人を乗せ、行きたがリーノ号は廿日市市を後にしたのでした。