#6 民泊家族にビルの手料理でお返し
前回行きたがリーノ号に乗り込んできたのは135kgの巨漢!アメリカ人のビル。
「島に行きたい」というビルの要望に応えて、添乗員の柴田が連れてきたのは江田島。
そこで民泊を体験することになった二人は、お世話になった民泊の三組のご夫婦に得意の料理でお返しをすることに。その食材は「イシガニ」。
夜に漁をするというイシガニを求めて夕食後に港へ向かった二人。
丁度漁を終えて港に戻ったばかりという漁師さんを発見し、事情を話すと…
「分けてあげようか!」と嬉しいお言葉!ただし、カニの下処理のお手伝いをしたらという条件付き!!
というわけで、二人は慣れない手つきでカニのハサミの一部をカットする下処理をすることに…。案の定、カニに挟まれながらもなんとかお手伝い終了。
なんと二人はその日の漁で捕れたカニ全てを頂けることに!柴田も思わず漁師さんに「バカなんじゃないですか!?」と驚く!
無事カニも持ち帰り、すっかり疲れきった二人の江田島の夜は終わり…
翌朝、民泊のルールに従い、自分で布団を畳み着替えを済ませた二人は、更に江田島の食材を集めようと外へ。そこで見つけたのは新鮮な魚の移動販売。アメリカではあまり食べる文化が無いというタコを手にしたビルは、「ちょっと…変な感じ…」と複雑な表情。その言葉に怒ったのかタコがビルの手にからみつき、柴田も思わず「買い取りになっちゃうから!」と慌てて引きはがす!!
新鮮な魚介類を買う事ができた二人が次に出会ったのが…
消防署にあった赤いバイク!?
見た事のないこのバイクが気になり消防署で話を聞いてみると、なんとこのバイクは消防活動二輪隊、通称「赤バイ隊」と呼ばれるれっきとした消防車。島の細い道でも消火活動ができるように開発され、バイクに乗せたインパルス銃を背負い消火するのだとか!その様子を見せてもらった二人は想像以上の迫力に「爆発みたい!」と目をまんまる!
今回は特別にビルがインパルス銃を体験させてもらえることになったが…なんせ135kgのビル。銃を固定するためのベルトが締まらない!3人がかりでお腹を引っ込め、なんとか装着できたのでした。
さあ!ビル隊員の消火活動開始!「恐いよ~」とおそるおそる…
「3、2、1!」
ビルの大きな体も吹き飛ぶような衝撃で発射される水に改めてビックリ!島ならではの活動を間近で感じる事ができた二人でした。
民泊先に戻ってきた二人は、二日がかりで集めた食材で調理スタート!
イシガニを丸ごと使った「島の魚介のクリームパスタ」、「山菜と魚介の天ぷら ビル特製ディップソース添え」など、家族のように迎えてくれた民泊の方々への感謝の気持ちを込めた料理を、海を見ながらみんなで頂きます!「クリーミーでおいしい」「いつもの料理と全然違う!」と皆さんにも喜んで頂けた様子。
二日間念願の島の生活を体験したビルは、「島の暮らしを何もわかっていなかったけど、ここにまた戻ってきて、もっといろいろなことを体験したい。ありがとう新しい江田島の家族!」
島の思い出とおいしい料理で心もお腹もいっぱいになったビルを乗せ、行きたがリーノ号は江田島を後にしたのでした。