#16 都会大好きベルギー人!50年前の日本の暮らしを体験!
今回の行きたがリーノさんはベルギー出身の留学生ビクトル。
京都龍谷大学に通うビクトルは、日本のアニメや漫画などオタク文化に興味を持って来日したそう。そして現在、ビクトルが一番興味を持っていることが日本のファッション。中でも「ギャル男」に夢中なんだとか!
そんなギャル男にあこがれるビクトルが今回行きたい場所。それは「観光客の行かない場所」。多くの観光地を持つ広島で敢えて観光客が知らないようなレアな場所に行きたいというビクトルと添乗員柴田を乗せて行きたがリーノ号は山間部へ…。
これまで色々な場所へ連れて行ってくれた行きたがリーノ号もこんなに山奥へ入るのは初めて!さすがの柴田も「大丈夫なの?」と不安そう。
そうして到着したのが、まさに山奥。そこに「暮らし宿 お古」という小さな看板が。
二人を出迎えてくれたのは、えくぼのかわいいおかみの菱さん。庄原市の山間の古民家で約50年前の生活をしているんだとか。
宿に入ってすぐ、二人の目に飛び込んできたのは、昔ながらの土間の台所にかまど。「かまどだよ~!!」と目を輝かせる柴田に、「映画では見たことがあるんですが、何をするものですか。」を不思議そうなビクトル。
更に五右衛門風呂を見て「これは…ジャグジー!?」とますます驚いた様子。そしてあることに気が付いたビクトル「テレビないんですか?」。そう!この宿にはテレビが無い!「テレビが無くて、ゆっくりしたいときどうしてるんですか。」と、これまでで一番驚いた様子。「テレビが無くてもゆっくりできますよ。」と満面の笑みで答える菱さんに不思議そうなビクトル…。
ではその50年前の生活を体験してもらおうと、作業着に着替え、まずは今夜の夕食の材料を調達!向かった先は…お隣!?この辺りではお裾わけをすることが多く、今夜はお隣のおじさんから自分で養殖をしているヤマメを頂くことに!
宿に戻り今度は薪割り。初めての薪割りにへっぴり腰のビクトル。その後もお風呂を焚いたり、ご飯を炊いたり、仕事はたくさん。日本に来て一度も料理をしていないというビクトルは久々の包丁にも大苦戦。
しっかりと汗をかいた後には、待ちに待った五右衛門風呂!外から柴田が薪をくべ、お湯はどんどん熱くなり…思わずビクトルも「料理されてる気分」。
一つ一つの作業に手間暇かけるここでの生活。
あっという間に夜になり…、菱さんと仕事から戻ったご主人、お母さん、1歳の愛娘・彩音ちゃんと共に夕食。
七輪でこんがりと焼き上げたヤマメをはじめ、自家栽培の野菜をふんだんに使った料理の数々。一日しっかりと体を動かしたビクトルにとっては、更においしく感じたはず!
「都会での生活で就活や携帯料金の請求など悩む事もたくさんあるけど、ここでは忙しくて悩む暇が無い!そう考えたら田舎の方がいいんじゃないですか!」都界が大好きなビクトルも、田舎には田舎の良さがあるということを身を持って実感できたよう。
こうして、ビクトルの長い長い一日は終わったのでした。
次週、ギャル男になりたいビクトルが更にディープな田舎生活を体験!?