#17 ベルギー人ビクトル 日本のなつやすみを体験!
前回、古民家で薪割りからかまどを使ったご飯作りまで、日本の昔ながらの生活を学んだベルギー人ビクトル。古民家宿で過ごす夜には、日本ならではの線香花火を楽しみ、あとはゆっくりと休もうと布団の準備をしているところに、宿主・菱さんが取り出したのが蚊帳。「お姫様のベッドのイメージ」と答えるビクトルに、困惑する菱さんと柴田。四方をくくりつけ、いざ蚊帳の中へ!虫が入り込まないように転がり込む柴田に「Come on!ビクトル!」と呼ばれ、なんとビクトルまでもが転がりこむ!さあ、これであとはぐっすり寝るだけ…のはずが、蚊帳に入ったままで電器の紐を引っ張ることができないことが発覚!格闘すること数分!なんとか蚊帳の中から紐を掴んだビクトルが電気を消して…おやすみなさーい!
翌朝!
まだ夢の中の二人を菱さんのご主人が起こしに!まだまだ眠たそうな二人は家の側を流れる小川のつめたーい水で顔を洗い目を覚まし、朝ごはんの準備!この日のメインは卵かけご飯!新鮮な卵をご飯にかけて、お醤油をひとたらし!ビクトル、それを食べて一言「ご飯の味がしなくなった。」あまり馴染みのない味に困惑した様子。
お腹いっぱい朝ごはんを食べたビクトルと柴田は、ご主人に連れられ魚釣りにでかけることに!…が、やってきたのは竹やぶ!?なんと竹から竿を作る事から始めることに!使い慣れないのこぎりに悪戦苦闘のビクトル!なんとかそれぞれの竿を完成させて、いよいよ川へ!目指すはハエ(ハヤ)という川魚!順調に釣りあげていく柴田に対し、なかなか釣れないビクトル。やっとの思いでHITした魚を釣り上げ、竿から外すと…手が滑って魚が落下し…引っ掛かったのが太ももの内側!?そんなところにひっかけてしまうなんて、奇跡のよう!太ももに魚を付けたまま「まぁこれでいいや。」となぜか冷静なビクトルなのでした。
魚も連れ、そろそろお昼ご飯の準備。
またまた竹を割り、箸と器と半分にした竹。そう!この日のメニューは「ながしそうめん」。初体験のビクトルもなんとか流れてくるそうめんや具材を掴みひと口!「もう京都に帰りたくない」と満足そう!
都会が大好きなビクトルにとって、この二日間の古民家宿での経験はどれも戸惑うものばかり。それでも古き良き日本の生活の大切さもしっかりと感じてくれたようでした。