#28 フランス人女性・モルガン 日本伝統の米づくりを学ぶ!
今回の行きたがリーノさんはフランス人。番組初の女性外国人となるモルガン・ヴェリエ・西本。広島在住で市内の語学スクールで講師を務めるモルガンは、日本人のご主人と娘さんとの3人暮らし。
モルガンの故郷フランスでは今、日本のおにぎりがブームということで、日本の米作りを体験できる場所、安芸太田町にある井仁(いに)の棚田へ。日本棚田百選にも選ばれている段々畑の棚田に感動したモルガンは「こんな景色はフランスにはない!」と大感動。実はこの井仁の棚田はペルーにあるマチュピチュに似ていることから「イニピチュ」と呼ばれているんだとか。
この地で農業を営む河野さんと出会った2人は、収穫最盛期を迎えた稲を前に、日本の伝統的な農業を教えてもらいます。稲刈りが初体験だというモルガン、リズムよく刈るため、娘に教えてもらったという「かえるのうた」を歌いながら稲刈りをするも、、、みんなが知っている歌と少しリズムが違ってなんだか発音もフランスな感じ(笑)。にぎやかに稲刈りが終わり、次は「はで」という木組みに稲を天日干しにする「はで干し」の作業。さらにお米とワラを切り離す脱穀作業へと続きます。
大正時代から昭和初期頃までどの家庭にもあったという「足踏み脱穀機」を使ってお米を取り外しますが、まだモルガンの知る白米には程遠い姿。皮(もみ)のついたお米を手に「どうやってこの皮取るんじゃろぉ」と広島弁で不思議がるモルガンでしたが、精米機から出てきた真っ白な白米を見て大感動。いよいよ今年の新米が出来上がりました!美味しいお米の炊き方はこの地で育ち、美味しいお米を食べてきたお母さん方に教えてもらいます。
昔ながらの羽釜を使い、約30分かけてお米を炊き上げたモルガン。炊き立てを食べ「幸せの味~!」とおいしい表情。実は、三角むすびを手で握ったことがないというモルガンはこの機会を利用しおむすび作りも教えてもらいました。
「どうやったらそんなキレイな三角ができるの?」と大苦戦のモルガンでしたが、お母さん方に丁寧に教えてもらい見事、キレイな三角むすびが完成!TVの前で番組を見ているであろうご主人に向け「博貴さ~ん♪おいしそうねぇ♪」とご満悦の様子。
モルガンの好きな日本語「いただきます」の後、農家のみなさんと新米のおむすびを食べたモルガン。日本の伝統的な米作りを学び、さらに日本を好きになりました。