#51 初めての山菜採り
前回に引き続き行きたがリーノさんはナイジェリア人のジョン・エゼオン。広島に来て7年のジョンは日本の山菜をよく知らないから食べてみたい!とやってきてくれました。山道をあがって行きたがリーノ号が到着したのは北広島町戸谷。細い道をおりて行くと家の近くにひとりの男性を発見しました。歩いていき、ジョンが山菜を食べたいということを伝えると、そばに生えている草を採って「これは漢字で酸っぱい葉とかいてスイバって言うんよ。食べられるよ」と言い、ジョンに教えてくれました。すぐに食べてみたジョンは酸っぱい梅干しと一緒!おいしい!とスイバに感動していました。草に詳しいこの男性の正体は、山菜採りのイベントを行ったこともある山菜採り名人の沖本さんだったんです。ということで沖本さんと一緒に山菜採りに出かけます!沖本さんの家の周りにはいろんな種類の山菜がたくさん生えていました。名前や特徴などの山菜知識を沖本さんに教えてもらいながらの収獲は、勉強になりジョンもとても楽しそうでした。トゲのある草、ごはんに混ぜるとおいしい草、持ってきたかごも山菜でいっぱいになりましたよ。そこで沖本さん、山菜の王様がいるということで畑に案内してくれました。その王様は土の中に埋まっているらしく、力持ちのジョンが一生懸命スコップで土を掘っていきます。深く深く掘っていくと徐々に姿が見え、掘り終るとそこから出てきたのは、大きな自然薯だったのです。昔から山に自生し、元気になれる食べ物として知られている自然薯は通常はまっすぐに地中に伸びるのですが、ジョンの掘った自然薯はなんと5本分の自然薯が絡み合っていました。超巨大な自然薯だったんです。
と、そこで柴田がとても大切な用事があるからと言って一旦離れることに。残ったジョンは沖本さんおすすめのおいしい水を汲みに一緒にでかけました。そこは「よみがえりの水」と言って広島の名水スポット。岩の間から湧き出るまろやかな軟水をもとめて、年間14万人が訪れます。二人は無事、名水をゲットし沖本さんの家に戻ります。…一方柴田はTSSにいました。実は「行きたがリーノ」の記者会見があったんです。でもジョンが待っています。記者会見が終わり急いでジョンの元へ戻ります!
その間、ジョンは沖本さんの奥さんと楽しく山菜を料理中。戻ってきた柴田も途中から料理参加。たくさんの天ぷらができました。自然薯はすってお好み焼きにもいれます。テーブルいっぱいにできた山菜料理、どれから食べようか迷っちゃいますね。自然薯の天ぷら、トゲトゲの山菜の天ぷら、自然薯いりのお好み焼き、名水と山菜のヨメナを混ぜたヨメナご飯。こんなにも自然の食材が食べられて幸せそうなジョン。
初めての山菜採り、山菜料理を体験できてよかったですね。