#60 アナゴに恋したアメリカ人美女
今回の行きたがリーノさんは初登場のアメリカ出身の美女、レイチェルさん。レイチェルさんは、日本の言葉や文化に興味を持ち、9年前に来日しました。現在は日本人のご主人と広島市内の中区でカフェを経営しています。レイチェルさんは、広島で食べたアナゴがおいしくてその味が忘れられない!またおいしいアナゴが食べたい!という想いで、行きたがリーノ号に乗ってきてくれました。そしてレイチェルさんはアナゴが大好きなあまり、アナゴにむけた手紙まで書いてきてくれました。ということで、レイチェルさん待望の愛しのアナゴデイを慣行いちゃいましたよ。
行きたがリーノ号、まずはフェリーに乗って宮島へ!着いてすぐに商店街を散策。すると「ぺったらぽったら」とかかれたお店を発見したので、気になったレイチェルさんと柴田は立ち寄ってみることにしました。ここは、広島県産のもち米の中に焼いたアナゴを入れ油で揚げた宮島の新名物を売っているお店でした。レイチェルさんはさっそく試食をし、ペロリと完食しました。このあたりにアナゴ漁師さんはいないのでしょうか。二人がお店の方に聞いてみると、海のほうへ行ってみるといいとのことだったので島の漁港の方へ移動しました。漁師さんの船がとまっている港を歩いていると、船の上で作業をされている男性に出会うことができました。その方は、島に三人しかいないアナゴ漁師の一人で、丸本さんというベテランアナゴ漁師さんだったのです。丸本さんはレイチェルさんに獲ったばかりのアナゴを見せてくれました。念願だった生きたアナゴと人生初のご対面!レイチェルさんがアナゴが大好きだということを知った丸本さんは、なんと、アナゴ漁に連れて行ってくれました。レイチェルさん人生初のアナゴ漁です。船に乗って出発です!筒にエサのカキを入れてそれを海に投げ入れ、食欲旺盛で狭いところが好きなアナゴを誘い込む筒漁という漁法です。レイチェルさんも事前に仕掛けていた筒を引き上げる作業をお手伝いさせてもらいました。引き上げていくと、筒の中からアナゴがニョロニョロ出てきます。生きたアナゴを見たレイチェルさんのテンションは上がりっぱなしです!あっという間にたくさんのアナゴを獲ることができました。この新鮮なアナゴをレイチェルさんは食べてみたくて丸本さんに聞いてみると、なんと丸本さんは元板前さんということで、アナゴ料理を丸本さんにお願いすることができました。港に着き、丸本さんのお庭をお借りして、さっそく料理の開始!アナゴのさばき方など、丸本さんは丁寧にレイチェルさんに教えてくださいます。まずはアナゴの白焼きと、丸本さん秘伝のタレ焼き。おいしい香りに我慢ができず、できたてをいただいちゃいましたよ。レイチェルさんは幸せそうな顔でアナゴを食べます。さらに、アナゴからとったダシでアナゴの卵とじや、アナゴの刺身、天ぷら、そして炊き込みごはんも振る舞ってくれました。レイチェルさんの大好きなアナゴフルコースです。
念願のアナゴ料理に、そしてアナゴ漁。初めてだらけの体験をすることができました。よかったですね。