#61 養蜂家直伝!簡単ハチミツ活用法
前回に引き続きの行きたがリーノさんは、アメリカのメリーランド州出身のレイチェルさん。レイチェルさんは、今とてもハチミツに興味を持っています。世界中で作られているハチミツですが、その歴史はとても古く、なんとピラミッドの中からもハチミツが見つかっているそうですよ!
ハチミツに興味津々のレイチェルさんと柴田が向かったのは、山口県岩国市にある『塚本養蜂場』。今回お世話になる社長の塚本さんは、この道45年で、こだわりのハチミツを生産されている方です。レイチェルさんがまず最初にチャレンジしたのは、ハチミツの採取。もちろん初体験です。
蜂に刺されないよう、万全を期して、防護服はスズメバチ用に。防護服に着替え、塚本さんに案内してもらい、蜂の巣のところへ移動したのですが、残念なことに柴田はアレルギーがあるため、少し離れたところからの見学になってしまいました。そんな中、塚本さんをお手本に、レイチェルさんは巣を持ち上げたり観察したり、とても楽しそうでした。蜂の巣についている蜜蜂を振るい落とし、蜜を保存している蜜蓋を包丁で切り取って、いよいよハチミツを採る準備が完了です。ハチミツを採取するのに使うのが、遠心分離機。円柱型の分離機の中に、巣を縦にいれて、横についているハンドルを回し、その回転の力でハチミツを飛ばしていきます。どんどんハチミツが採取されていき、あっという間にたくさんのビンがハチミツでいっぱいになりました。採れたてのハチミツはとてもきれいな色で、レイチェルさんは「きれいですね~、光っています!」と見惚れていました。するとここで、塚本さんがクラッカーにチーズをのせて持ってきてくれました。ハチミツをたらして食べるとおいしい!とオススメしてもらい、レイチェルさんと柴田も試食させてもらい、次に、クレオパトラも愛したというローヤルゼリー、ミツロウも食べさせてもらいました。蜜蜂の巣には捨てる部分がないんですね!
続いては、養蜂家直伝の簡単ハチミツ活用法を教えてもらいました。塚本さんが毎日食べている『トマトのハチミツ漬け』や、豚肉にハチミツを塗って味噌をのせて焼いた『豚肉のハチミツ味噌ソテー』をレイチェルさんと一緒に作ってもらいました。豚肉にハチミツって意外な組み合わせですが、お肉が柔らかくなって更においしくなるんです。そして、ここからはレイチェルさんにも、アメリカンスタイルのハチミツ活用法を披露してもらいました。塩を効かせたパンケーキのうえにたっぷりとハチミツをかけた『アメリカンパンケーキ』に、カットしたグレープフルーツにこれまたたっぷりとハチミツをかけた『グレープフルーツのハチミツがけ』。グレープフルーツのハチミツがけは朝ごはんに食べることが多いそうですよ。
これで、見た目もジャンルも様々なハチミツ活用料理が完成しました!短時間で簡単にできちゃうハチミツ料理ですが、食べてみるととてもおいしくてレイチェルさんは感動しっぱなしでした。ハチミツを使った料理のバリエーションがこれから一気に増えそうですね!
日本のハチミツを沢山学んだレイチェルさんでした。