#64 SEXYロシア美女の田舎で自給自足!!
今回の行きたがリ-ノさんはロシア出身のエレナさん。観光で広島を訪れた際、故郷と雰囲気が似ている広島を気に入り、移住を決めたんだそうです。
そして初めて行きたがリーノ号に乗ってきてくれたエレナさん、まだ行ったことのない日本の田舎に行って自給自足生活をしてみたい!とのこと。ロシアにも日本でいうと自給自足に近い『ダーチャ』という文化があるそうですよ。だから、今回日本の『ダーチャ』を経験してみたいんですね。
そんなエレナさんの夢を叶えるため、行きたがリーノ号が向かったのは、広島県三次市にある『ほしはら山の学校』。『ほしはら山の学校』は創立から129年後の、2003年春に廃校となった小学校を利用した田舎文化体験施設になっています。市内唯一となる木造校舎は、地元の人たちの手によって今も大切に守られています。この学校には自然経験の豊富な先生がたくさんいらっしゃいます。
学校に到着したエレナさん、初のもんぺに着替えてまずは校舎見学です。
昔懐かしい黒板の残る元教室は、畳が敷いてあり、今は客室として活用されています。長い廊下、ランドセルや荷物をいれるロッカーもそのまま残っています。校舎見学の後は、いよいよ自給自足体験のスタート!
まずは『笹のお茶作り』から!教えてくれるのは農業名人の金末さんです。どこの山にも生えているクマザザを、田舎に住む人たちは農作業の休憩時に、クマザサでお茶を作って飲むんだそうです。金末さんと山に行き笹を採って学校に戻り、その後のお茶の煮出し方は田舎遊びの達人、檜谷さんにお願いします。笹を少し炙り、沸騰したお湯につけただけのシンプルな笹茶はすぐにできあがり、辺りは笹のいい香りで漂いました。
お茶に次は、梅を収獲させていただき『梅干し作り』です。教えてくれたのは横山おばあちゃん。エレナさんは初の梅の収穫を体験し、横山おばあちゃんから梅干し作りの工程を説明していただきながら、梅に塩をまぶす作業を経験させてもらいました。
その後、羽釜でご飯を炊いたり、野菜の収獲をしたり、たくさんの活動をさせてもらいます。夕方にもなり、食材もそろったところでいよいよ本格的に料理にとりかかります。ここで料理を教えてくれたのは、檜谷さんの奥様の道子さん。檜谷さんが捕獲したイノシシをいただき、しし汁を作ります。猪肉はしっかりとアクを取るのがおいしく頂くコツだそうです。丁寧にアク抜きした後、火が通るまで煮込んだら、野菜と一緒に更に煮込んでいきます。最後に味噌と一緒に酒粕をくわえて味をととのえます。日本の味噌汁が大好きなエレナさん、うん!やっぱりおいしいね!、とちょっぴり味見。さらにもう一品、今が旬の鮎を細く切った竹に刺して外で豪快に焼き、塩焼きにしていきます。羽釜ご飯もおいしそうに炊き上がったところですべて完成し、早速自給自足の生活でしか味わえない贅沢な田舎料理をいただいちゃいました!一日中日本の自給自足を体験し、お腹がぺこぺこのエレナさんはおいしいと言って料理を幸せそうに食べていました。今回の体験をみんなで振り返りながらの、たのしい夕食になりました。