前回に引き続き今回の行きたがリーノさんはロシア出身の美女、エレナさん。日本の田舎に行って自給自足生活を体験したい、というエレナさんの希望で三次市にある「ほしはら山の学校」へ来ています。田舎暮らしの達人たちに、前回は食をテーマにいろんな知恵を教わりました。

今回の自給自足生活では、日本人には馴染みの深い竹が大活躍!まずは、達人たちと竹を切りに山へ向かい、切ってきた竹を持ち帰っておもちゃ作りの作業開始です。竹をカットしていきそれらを針金を使って縛っていくと、田舎遊びの定番、竹馬が完成。身長やレベルに合わせて高さを変えると、子どもから大人まで楽しめますよね。竹馬に乗るのが初めてなエレナさん、達人や柴田にサポートしてもらいながら竹馬を楽しんでいました。

竹馬を楽しんだあと、達人たちは再び残った竹でなにか作り始めました。エレナさんも竹を切ったり、そいだりお手伝い。たくさんの竹をつなぎ合わせていくと、流しそうめんの舞台が完成!ほかにもコップや箸、器など、食事のときに使えるものができあがりましたよ。
ということで、みんなでそうめん流しです!そうめんやたくさんの薬味を、達人たちは準備してくれていました。流しそうめん初体験のエレナさんですが、流れてきたそうめんを上手に竹の箸でキャッチ!流しそうめんをとても気に入ったようで、「これ持って帰ってもいいですか?」と達人たちも仰天の発言をしたエレナさん。お腹いっぱいになるまでそうめん流しをみんなで楽しみました。

続いては、ドラム缶でつくる露天風呂を体験。景色のよく見える位置にドラム缶を設置してもらい、ドラム缶に水を入れたら火をつけて水が温まるのを待ちます。およそ1時間後、ドラム缶風呂が完成しました。その頃には辺りも暗くなり、夏の夜風を感じながらの最高なひととき。そしてエレナさん専用の貸切風呂、贅沢ですね～!エレナさんとても気持ちがよさそうでした。

ドラム缶の後は、一日の締めとして日本の夏の風物詩、線香花火を初体験!小さな灯りがかわいくて癒されますよね。花火も達人たちみんなで楽しみました。

そして丸一日田舎の暮らしを体験したエレナさん、今夜はこちらの学校にご一泊。畳の敷いてある元教室で、昔懐かしい黒板を眺めながら寝るなんて、なんだか新鮮ですよね。

朝は気持ちよく目が覚め、お世話になった達人たちともお別れ。…ですが、エレナさんを気に入った達人たちは、後日、市内にあるエレナさんの経営するロシア料理のお店でランチを楽しみに訪れ、また会うことができました。まさに「逆」行きたがリーノです!
お互いの国のことを知ることができ、すっかり仲良くなった様子でした。