#69 初めての一本釣り
前回に引き続き、今回の行きたがリーノさんはナイジェリア出身のジョン・エゼオンさん。大きな魚を抱え上げることが夢なんです!なぜなら、以前番組で始めて海で釣りをしたとき、魚は釣れず、石が釣れてしまったからです。楽しみにしてたからこそ、その時はちゃっぴり残念そうなジョンさんでした。
そんなジョンさんの夢を叶えるため行きたがリーノ号が向かったのは広島のお隣、山口県の沖家室島。
沖家室島は周防大島の南側にある島で、江戸時代ごろから一本釣りの漁業が栄えたんだそうです。
港の近くを歩いていると第一島民発見!話しかけてみると、朝魚を獲りに船で出て、家のまわりで作業をしているとのこと。大久保さんという男性の方です。ジョンさんが大きな魚を釣りたい!ということを伝えると、なんと釣りに連れて行ってくれることに決定!テンションのあがるジョンさん!
実は沖家室島、又の名を「鯛の島」と呼ばれる程、鯛が釣れると瀬戸内海でも有名な漁場なんです。かつては長さ80cm、重さ6.6kgもの巨大な鯛が釣れたこともあるそうです。
こうなったらジョンさんと柴田でチームを作って、どちらがたくさん魚を釣るか対決しよう!となり、大久保さんの知り合いの山根さんにも協力してもらえることになりました。ジョンさんと大久保さん、柴田と山根さんの二手にわかれ、釣りバトル対決です!魚を数多く釣った方が勝ちです。「今度こそ釣りたい!」気合十分のジョンさん。大久保さんも見るからに頼りになりそうです。鯛の釣れるポイントに到着しいよいよスタートです。今回の釣りは、細い紐を手で操る、竿を使わない島伝統の手釣りです。針を一度海底まで落として鯛を狙うのですが、底に引っかかると糸が切れてしまうんです。底を探るのは手の感覚のみ。この手釣りは初心者にはかなり難しいんです。竿を使わない手釣りはジョンさんンも初めて。大久保さんにお手本を見せてもらいながらやっていきます。そんななか、柴田がスピーカーで一匹目を釣ったと報告をしてきました。
これで1対0、柴田山根さんチームが一歩リードです。ジョンさん気合が入ります。この後柴田さん、立て続けに二匹目をゲット!2対0と厳しい展開になってきましたよ。しかし、ジョンさんの紐にも奇跡が!重たそうですが慎重に慎重に引き上げて、ようやく大きな鯛をゲットすることができました!やっと夢が叶いましたよ!とても嬉しそうなジョンさんです。これで2対1、勝負はまだわかりませんがタイムアップまでもうすぐ!
ここで掛かったのは…柴田!特大サイズの鯛を釣りました!お見事!釣りたがリーノ対決もここで終了。結果は3対1と柴田山根さんチームの優勝!ジョンさんは負けてしまいましたけど、とても楽しそうでした!
釣ったからにはやっぱり食べたい!大久保さんの紹介で島にある民宿に調理をお願いすると、民宿の女将さんが快く引き受けてくださいました。それでは早速鯛の島直伝の絶品鯛料理、クッキングスタート!
まずは丸ごと焼いて鯛の塩焼きです。鯛の身に適度に塩を振って、両面グリルで10分ほど焼いていきます。二品目はお刺身。お刺身は姿造りにしてくださいました!三品目は頭と骨で出汁を取って味噌汁にしていただきました。そしてそして、鯛のアラで取ったアッツアツのダシを掛けていただく鯛茶漬け。
これで豪華鯛料理の出来上がり!とてもおいしそうです!ジョンさんもおいしいと言いながら豪華鯛料理を思う存分食べることができました。ジョンさんの夢が叶いました。