今回の行きたがリーノさんはハワイ出身の女性、ジョイさん。ハワイからおよそ20年前に来日したジョイさんは、現在イギリス人のご主人とともに広島市に住んでいて、大学の講師として活躍中です。ジョイさんは
いま一番行ってみたい場所がある、とやって来てくれました。それは、あの「ポニョ」の舞台とも言われている鞆の浦。行きたがリーノ号で鞆の浦に向かい、今回も人気企画に挑戦しました!その名も、『一期一会の旅!友達作りたがリーノ!』友達を沢山作っり、出会った人たちに様々な日本文化を教えてもらおうという企画です。そして、その友達に次の友達を紹介してもらう数珠つなぎ方式で日没まで実施します!
友達を沢山作るためにも、まずは鞆の浦に詳しい人を探そうと、近くの歴史民俗資料館へ行って聞いてみることに。そこで、紹介していただいたのは観光ガイドの花畑さん。早速花畑さん、オススメスポットの
港へ案内してくれました。昔から、瀬戸内海航路の重要拠点として栄えた鞆の浦は、歴史上の偉人も多く滞在した記録があり、あの坂本龍馬とも縁が深い場所です。そんな鞆の浦の有名人を、花畑さんがサプライズで呼んでくれていました!港を歩いていると、何やら侍の格好をして待っている方が…近くに行ってみると、あの有名な坂本龍馬さんだったんです!この龍馬さんも、花畑さんと同じ、鞆の浦の魅力を伝える観光ボランティアガイドさん。観光客に鞆の浦の街を楽しんでもらおうと坂本龍馬になりきって案内している方なんです。さて、龍馬さんどうしてもジョイさんを案内したい場所があるそうで、お休み中の施設を無理矢理開けてもらう交渉をしていただきました。早速案内してもらい到着した場所は、江戸時代に廻船問屋として使われていた建物。当時命を狙われていた坂本龍馬が、この建物を拠点に隠れるようにとしていた施設なんだそうです。日本の歴史のヒーロー龍馬が実際に使っていた部屋としては日本を探してもここだけです。
龍馬さん、花畑さん、鞆の浦の歴史を教えてくれてありがとうございました!友達になれた記念に写真をパシャリ!
お次は、美味しい和菓子のお店を教えてもらったので行ってみると、こころよく受け入れて下さったのは、和菓子職人の門田さん。こちらの和菓子店「勉強堂」では、季節の到来をつげる彩り豊かな上生菓子をはじめ地域の特産品を生かした和菓子などが作られています。なんとここで社長の粋な計らいで、ジョイさんが和菓子作りを挑戦しました。挑戦したのは練り切りと言われる生菓子で、ヘラを使って花を仕上げていく器用な技術のいる作業です。思い通りに形が整わず、苦戦している様子のジョイさんでした。その技術を駆使し、門田さんからジョイさんにハイビスカスの和菓子をプレゼントしていただきました!門田さん、貴重な和菓子作り体験をありがとうございました!
続いて門田さんが紹介してくれたのはハワイアンショップを営む石井さん。海に面した素敵なハワイアンショップには、ランチやカフェメニューの提供の他、石井さん自らがハワイに赴き、現地で厳選したアロハシャツやドレス、アクセサリーなどの雑貨が揃っています。ハワイの品を通じて早速意気投合する石井さんとジョイさん。その流れで、石井さんがおススメするハワイアンドレスの試着もさせていただきました。さすがハワイの方!ドレス似合い過ぎです!懐かしの故郷、ハワイを思い出させてくれた石井さん、また素敵な友達が増えました。
さて、次の友達ですが、素敵な場所で働く友人を紹介してくれました。到着した場所は、江戸時代の建物を改装した宿泊施設、「作右衛門」、1日1組限定の貸し切り型のお宿でした。ここでお出迎えしていただいたのは、橋本さんという女性。ここで、接客と管理を担当されています。宿自慢の露天風呂は8人が入れる大きさのヒノキ造り。家族旅行やパーティなどで「絆が深まるお風呂」として人気を集めていて、洋服を着ての入浴が可能です。だから、混浴ができ、さらに絆が深まるんですね。ちょうど近くを通りかかった龍馬さんとも再会したのでみんなでお風呂に入ることに。広いお風呂なのに、絆が深まりすぎて、みんなの距離が近くなり、少しギュウギュウに入ってしまいましたが、ジョイさんは最高の友達とお風呂に入ることができました。
橋本さんと友情を深めたところで日没のため今回の旅は終了!福山市鞆の浦周辺で5人の友達ができた
ジョイさん。日本の歴史や文化、さらに、ハワイまで感じられる素敵な1日となりました。