#83 フランス女性 ご主人のために日本の元気食材ゲット
今回の行きたがリーノさんはフランス出身のモルガンさん。
モルガンさんは日本人のご主人と結婚して5年。娘のあかりちゃんも生まれて幸せいっぱいの3人家族です。
しかしモルガンさんは以前スタッフに、仕事で毎日忙しく、疲れている旦那さんを元気にしてあげたいと話してくれたことがありました。今回はそんなモルガンさんの願いを叶えるため、お疲れ気味のご主人を元気にさせる日本の元気食材をゲットしてもらうことに決定!モルガンさんのご主人を元気にさせる大作戦です。
まず行きたがリーノ号が連れて行ってくれたのは廿日市市。民家の辺りを歩いていると、作業されている
熊のような方に出会いました。声をかけてみると温厚かつ男気溢れる方で山太郎農園の兼本さんという方でした。モルガンさんがここへ来た事情を説明すると、なんと元気になれる食べ物を作っているとのこと。案内してもらったのは草が生え放題の兼本さんの畑。この土の中にどんな宝物が眠っているのか、モルガンさんと柴田は早速掘らせてもらうことに。しかしそう簡単には姿を現わしません。でも疲れているご主人のために!と必死に土を掘り返します。その頑張りが功を奏し、しばらく掘り続けると、縄文人も食べていたと言われる自然薯がでてきました。ネバネバの成分が滋養強壮に良いとされていて、体を元気にしてくれるんです。
更に地中深く掘り進めていくと、いびつなイチョウ芋や短い自然薯もでてきました。収穫した後は出荷作業。兼本さんに教わりながらの作業は楽しくてあっという間。大変ですがいつも一つ一つ丁寧に作業されているんですね。すると作業を終えたところで兼本さんが自然薯の料理をふるまってくれました。簡単おいしいネバネバサラダ。アボカドを加えてめんつゆであえただけで箸がとまらないおいしい料理になりました。
サラダをつつきながら一服していると松本さんという女性がお仕事で来られました。松本さんは農家と飲食店や販売店などを繋ぐ方でこの日も兼本さんの自然薯を集荷しに来られたところでした。そしてちょうど自然薯を飲食店にお届けするというのでついていってみることにしました。
やってきたのは廿日市市で高級懐石料理を楽しめる旬菜 蔵。ご主人に事情を話すと、急なお願いにも関わらず自然薯を使った懐石料理をモルガンさんに教えてくださるとのこと!早速厨房にお邪魔し、蔵のご主人自ら、モルガンさんに和食の技を伝授していただきました。皮をむいた自然薯をすりおろしたり、魚のすり身を加えてお団子にしたり、ひろつの食材がいろんな形に変わっていきます。あっという間に自然薯を使った特別懐石が完成!焼き物、揚げ物、デザートにまで全ての料理に自然薯が入ったフルコースです!
試食は生産者の兼本さんもお呼びして一緒に頂きました。モルガンさんがすり合わせた自然薯とすり身の団子がたっぷり入っただんご鍋。どの料理も旦那さんに作ってあげたいと言って勉強になったモルガンさんでした。ぜひ今回覚えた自然薯料理でご主人を元気にしてあげてくださいね!