#97 意外と知らない広島の「むかし」が学べる!
今回の行きたがリーノさんは、アメリカの中でも雨が少ない温暖な地域、カリフォルニア州からやって来たダニエル・マトソンさん。故郷のカリフォルニア州は全米で最も人口が多い場所で、町も山も海も揃っている西海岸最大の州なんです。
そんな場所からやって来たダニエルさんは、日本の歴史や文化が大好き!沢山の寺社仏閣や史跡がある京都には何度も何度も旅行に行っているそうですよ!ということで、今回やってきたのは広島城。
と、そこには超カッコイイ武将の、安芸ひろしま武将隊が!毛利元就を筆頭に、広島ゆかりの実在した武将たちが名を連ね、地域活性化に一役買っているんです。ダニエルさんは武将隊の力を借りて、憧れの姿に変身です。
毛利輝元に変身したダニエルさんと、ついでに変身させてもらった、つっこみ忍者の柴田さん。しかし、ダニエルさんが武将隊の皆に毛利輝元と勘違いされてしまうという事態が。「輝元じゃろ?」の問いかけに、訳が分からないダニエルさん。皆はダニエルさんに輝元の記憶を甦らせようと、記憶をたどる場所へと連れていくことにしました。
まずは、元就公の案内で広島城内を散策です。毛利輝元が築いた広島城は西日本最大規模の城なんですよ。まだまだ広島の昔が分かる場所へ行きたいということで次に訪れたのは、徳川家康公を祀っている神社、広島東照宮へ。実はこの場所、広島という地名の原点が隠されている場所なんです。境内をグルッと回った東照宮の裏側へ案内され、元就からお話しを聞きました。三つの山の頂上から景色をみて最も広い島に城を建てた毛利輝元。 このことが転じて、広い島、広島と言うふうになったと言われているんだそうです。そして続いてやって来たのは、広島市中心部本通。かつて西国街道だった本通。本通を歩く時に、よく注意して下をみると地面にその名残がきざまれているんですよ!
広島の昔をたくさん勉強したところで、少し休憩!とんかつ屋さんでご飯を食べましょう。目の前にとんかつが運ばれてきた瞬間、元就がそのとんかつを二人には食べさせない!とお怒り。トンカツやキャベツが日本に登場するのは明治時代以降!サムライは食べていなかったんだそうです。質素倹約も大切ですが、せっかく出していただいた美味しいとんかつを食べないのもサムライの恥ということで三人仲良くとんかつ定食をおいしくいただきました!
食事の後は再び広島城へ。武将隊のメンバーたちが、侍の魂である刀の使い方をダニエルさんに伝授してくれました。しばらく刀の稽古を続けていると毛利輝元こと、ダニエルさんの記憶に変化が!最初は着替えただけで、毛利輝元と間違えられました。その後、元就公に連れまわされ、大好きな広島の歴史をたくさん勉強したダニエルさん。刀の稽古をして、自分が毛利輝元だと思い始めたようです。最後ははっきりと毛利輝元の名前を言う事もできました。広島の昔も学べてよかったですね。