今回の行きたがリーノさんはロシア出身のナターシャさん。ナターシャさんのお仕事はグラフィックデザイナー。造形家としても活動しており、日本文化から影響を受けて数々の作品を製作しています。安佐動物公園のロゴもナターシャさんがデザインしているんですよ。

そんなナターシャさんは9年前に留学生として来日しました。それ以来、日本でお世話になった方がたくさんいるんだそうです。その人たちにもう一度会って、その時のお礼を言いたい!ということで、今回は新企画、お世話になったあの人に逢いたがリーノ!ナターシャさんの記憶を頼りにガチンコで恩人探しです。

今回ナターシャさんが逢いたい方は3名。ナターシャさんから特徴を聞いてその情報を元に探していきます。もちろんアポなしです!
まず一人目は岡さん。9年前ナターシャさんが1年間過ごした下宿先の方で、家の場所はしっかりと覚えています。雪だるまを作ったり、柿の実をとったりと様々な日本の文化を体験したナターシャさん。岡さんは、日本のお母さん的存在なんです。お宅には大きな桜の木があるのですぐに家を見つけることができたのですが、岡さんは外出中。直接逢って感謝をお伝えしたいところでしたが、残念でした。ナターシャさん、このまま帰るのも忍びないとメッセージを残すことに。後日、岡さんからはこんなメッセージが。「メッセージ見てびっくりしました。お会いできなくてすいません。ナターシャまた遊びに来てね。」できればお会いしたい所ですがガチ探しの逢いたがリーノ。逢えないことももちろんあります。
ここは気を取り直して次の逢いたい方を探しましょう。
逢いたい人二人目は、お好み焼きのおじちゃん。ナターシャさんによると、お店の名前は1・2・3。2階か3階建ての白くてワンちゃんもいるお店だそうです。ナターシャさんと柴田さんは広島市安佐南区へ。お店を探しながら歩いているとついに発見!でもお店の名前がA・B・C。…ナターシャさん、おしい!随分昔のことですもんね。ドキドキしながらお店の中へ。1階が駐車場の白いお店、お好みハウスABC。ナターシャさんの言う通りワンちゃんもいました。買い物途中にこのお店を見つけたナターシャさん。ご主人やおかみさんの明るいキャラクターに惹かれ通うようになったんだとか。ナターシャさんの顔を見て、店員さんもビックリ!覚えてくれていたようでとても喜ばれました。当時食べていた肉玉そばを作っていただき、懐かしの味にナターシャさんも感動。お店のみなさんも変わりなくお元気で良かったですね。
お店を後にして、最後の逢いたい人のもとへ。広島市安芸区へ向かいました。逢いたい人三人目はかわもとさん。ナターシャさんが日本に来て最初のホストファミリー。お宅は矢野駅の近くらしいのですが、これがかなりの難題でした。9年前のことなので記憶もあいまいです。矢野駅からひたすら続く登り坂。団地内を歩き回っても中々かわもとさんのお宅を見つけられません。車内からも探し続けるナターシャさん。するとや唯一の手がかりを発見!また歩いて団地へ入っていき、お家の前へ。まずは柴田さんが直撃。家からはかわもとさんという女性が出てこられました!ナターシャさんが逢いに来たことを知らないかわもとさんには目隠しをしてもらい、ナターシャさんの前に立ってもらいました。二人は5年前に会ったのが最後。目隠しをとったかわもとさん、すぐにナターシャさんだとわかり二人は感動の再会を果たしました。子どもたちにも会わせたいと!ということで二人の息子さんが通う小学校へ。行くと元気に遊んでいる二人を発見!あれから9年もたっているので最初はちょっぴり恥ずかしそうな二人でしたが、当時の話をしたり素敵な時間をすごすことができました。かわもとさん宅で過ごした3週間。初めての日本で寂しくなかったのはみんながいたから。ナターシャさんも改めてお礼が言えました。
一人目の岡さんは残念でしたが、今回の逢いたがリーノは終了。思いも伝えることができてよかったですね。