行きたがリーノ IKITAGARINO

毎週土曜日よる6時30分~

過去の放送内容2016.10.01 OA

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#113 アメリカ人 広島ブランド「ゆかり」を学ぶ

今回の行きたがリーノさんはアメリカ出身のレイチェルさん。日本の歴史に興味を持ち来日、2009年に日本人の旦那様とご結婚し現在は夫婦でカフェを営んでいます。
実はレイチェルさん、日本で初めて食べて感激した食べ物があるそうなんです。一体何かというと…“ふりかけ”。日本生まれの食材「ふりかけ」ですが、近年、海外でも注目されていて、スパイスや食感を楽しむために料理に取り入れられていることが多いんです。ちなみにアメリカでは「フリカケ」という名前で通じるそうですよ。そんな「ふりかけ」が大好きなレイチェルさんですが、中でも一番のお気に入りがあるそうで、行きたがリーノ号がその場所へ連れて行ってくれました。しかし到着したのは予想外にも、一面紫色の畑!畑で作業されている方に聞いてみると、一面紫色の正体は「ゆかり」の原料となる赤紫蘇とのこと。つまり、レイチェルさんが大好きなふりかけとは「ゆかり」だったんです。昭和45年の誕生以来、半世紀に渡って愛され続ける三島食品のロングセラー商品です。
というわけで今回は、ゆかり大好きレイチェルさんがゆかりの美味しさの秘密や誕生に迫るべく、まずは北広島町にある三島食品の農園「紫の里」を訪れたということだったんです。そしてこの日はまさに赤紫蘇の最盛期。香りも一番強い時期です。赤紫蘇が日本に伝わったのは縄文時代と言われています。とても広い紫の里の畑では、3000トンの赤紫蘇を栽培しているんだそうです。レイチェルさん、特別に収穫体験をさせて頂くことができました。機械に乗って、香りが高く、柔らかい若葉の部分のみを収穫していきます。 ゆかり誕生の原点に触れて、感動しきりのレイチェルさん。では、畑に隣接した加工場へ移動。ここでは、収穫した葉を、選別機にかけ石や虫など不純物を選別していきます。続いて、洗浄作業。そして、ゆかりの綺麗な紫色をつくる、梅酢が入ったタンクに漬け込みます。続きの作業は、この加工場から中区にある三島食品の本社へで行われます。案内をしていただいたのは男性の佐伯さん。熱風乾燥作業や細かい検査が行われます。そして気になったのが、工場内で「爆弾分析」というハチマキをつけている人がいること。ふりかけ工場で爆弾!?レイチェルさんが聞いてみると、金属探知機を使って金属片などがないかをチェックするお仕事をされている方々でした。この「爆弾分析」というハチマキは、商品の安全に対する意識を高く持とうとする三島食品さんならではの取り組みの1つだったんです。爆弾を探すくらいの気持ちで仕事を真剣にされているんです。この他にも、味付けに変化はないかチェックする味覚マイスターなど、適正試験をクリアした人が役目を果たしています。
半世紀に渡り愛される秘密は、三島食品の安全に対する取り組みからも感じる事ができました。では、いよいよ、念願のできたてゆかりの実食です!佐伯さんからはゆかりアレンジ料理を伝授。ゆかりと納豆を混ぜたゆかり納豆、野菜とゆかりを揉んで作る浅漬け。そして、ふりかけ大好きレイチェルさんもアレンジ料理を披露してもらいました。用意するのは食パンとバターとお好みのふりかけだけ。トースターでこんがりなるまで焼けば完成。どのゆかりアレンジレシピも簡単にできちゃいました。試食をしたレイチェルさんと佐伯さんも、改めて美味しさを感じ、大満足の様子でした。レイチェルさんは、大好きな広島ブランド「ゆかり」を美味しく学ぶことができました。