#132 豆腐&おからを学ぶin三原
今回の行きたがリーノさんはフランス出身のアデリンさん。西ヨーロッパ最大の面積を持つフランスは、芸術や食文化に富んだ国。バゲットやクロワッサンなど、フランス発祥のパンは日本人にも親しまれています。アデリンさんの大好物は日本の食べ物。簡単で安く作れる料理が知りたいというアデリンさんが行きたがリーノ号で向かったのは広島県三原市の豆腐屋さん。簡単、安い、そしてヘルシーな豆腐料理を学ばせてもらいましょう。またここ三原市には戦後間もなく、沼田川の水を利用して豆腐作りを行うお店が30軒以上もありお豆腐が有名な街でもあったんです。今ではお店の数も減ってしまいましたが、そんな三原市へ行けば美味しい豆腐料理にきっと出会えるはずです!
そこで今回訪れたのが、三原駅からも近い小西豆腐店おから。昭和27年創業の小西豆腐店の豆腐作りを息子さんが担当、そしてその豆腐を使ったお惣菜をお母さんのかなえさんが作っているんです。そのお惣菜を作るお母さんは料理作りの達人はもちろん、豆腐やおからを使った活用術もすごかったんです!そんなお母さんにお豆腐&おからを学びたい!とアデリンさんがお願いして、早速5つのアレンジ料理を教えてもらえることに。
まずは、ボリューミーなのにヘルシーな餃子!材料は、水切りした豆腐、ひき肉、餃子の皮、キャベツ、そしてしょうが。野菜とひき肉を合わせ、普段通りの餃子の種を作り、次に入れるのが豆腐。皮で具を包んで焼いていきます。あまり料理が得意でないアデリンさんでも簡単にできちゃいました!
2品目はお惣菜の定番料理、卯の花。仕上げに豆乳を入れ、しっとりとした口当たりにするのがポイントです。
お次はこの卯の花を使ったヘルシーコロッケ。ここでの材料のポイントはもちろん卯の花なんですが、たっぷり用意されたおから。このおから、実はパン粉になるんです!じゃがいもと同じ量の卯の花を混ぜて成形。普段パン粉を使うところをおからに変えて焼き揚げていきます。これでおからコロッケの完成です。
4品目は、おからの力でヘルシーになっちゃう肉料理。今回は炊飯器で炊いていきます。炊飯ジャーに、豚肉のブロックと、肉が隠れるくらいのおから、水と塩を入れれば炊飯スイッチを押して待つだけ。
待っている間に5品目。クリームチーズ、砂糖、卵。そして、ポイントとなる豆腐とおからを混ぜてクリームチーズケーキを作ります。生地にお豆腐とおからを入れて、ヘルシー&ボリューミーなケーキになります。オーブンに入れて170℃で50分焼きあげます。
ここまで料理を5品教えてもらいましたが、料理以外にも様々な活用術があるんです。今回はアデリンさんの驚いた順ランキングベスト3を発表します!まずは第3位!。なんとおからで掃除ができちゃうんです。例えば油をこぼしてしまった時もおからに吸わせれば一瞬で油を吸い取り、べたつくことなくサラッと掃除が終わっちゃいます。第2位は、おからで作る糠床!麹とおからを混ぜることで、混ぜる回数も少なくすみ、また匂いもあまりしないのが特徴です。お好きな野菜を入れて簡単に作ることができますよ。そして第1位は、おからパック!おからに豆乳を混ぜて作るだけ。肌になじむくらいの柔らかさになるように豆乳の量で調整します。すると、豆のイソフラボンの効果で、肌にハリとツヤを保つ効果が期待できるんです。試してみたアデリンさんの肌もツルツル!
おからの活用術を教わっている間に、料理も続々と完成してきましたよ!どれもヘルシーで食事も楽しくなります。そしてたくさんの料理の中で1品ほど、お母さんが考えた世界にひとつだけのアレンジ料理があったんです。それは鰻にそっくりの豆腐でできた蒲焼き。海苔の上に潰した豆腐を鰻の形のようにのせ、そこにタレをつけて焼いていけば本物の鰻の蒲焼きが完成しちゃうんです!お味もアデリンさんに大好評!
今回は豆腐とおからの料理だけでなく、活用方法まで教わることができましたね。