行きたがリーノ IKITAGARINO

毎週土曜日よる6時30分~

過去の放送内容2017.07.01 OA

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#146 日本の天ぷらを学ぶ

今回の行きたがリーノさんは南米ペルー出身のビビアナさん。海田町にある南米料理店を営んでいます。南米の西側に位置するペルーは、マチュピチュにナスカの地上絵、インカ帝国等太古の歴史を感じさせる国ですよね。ビビアナさんのお店を訪れた柴田さんは、メジャーなグルメのコステラなど美味しい料理をいただきました。そんなビビアナさんは、日本の天ぷらが大好きとのこと。でも自分で作るといつも失敗ばかり。今回は、美味しい天ぷらが作りたい!という思いで『行きたがリーノ』にやってきてくれました。また、ビビアナさんから娘のミカちゃんも参加させたいとのことで、今回は親子そろって天ぷらを学びに行きましたよ!

そこで今回伺ったのは、市内にある老舗の天ぷら専門店。ご主人の齋藤さんは天ぷらを揚げ続けて35年。毎日変わる気温や湿度、食材の質などその日の状態を見極めて衣の量や揚げる時間を決めます。ビビアナさん達、まずはお店の人気メニューの天ぷら定食をいただきます。野菜や魚介8品程を目の前で揚げてもらい、出来立てが食べられるんです。ビビアナさん親子は初めて見る本格的な天ぷらに興味津々。大好きなエビ天には特にテンションがあがります。齋藤さんが揚げる天ぷらは他ではあまり見かけないものがちらほら。固定観念にとらわれず、あらゆる食材を揚げることで独自の天ぷらレシピを築いているんです。

美味しい天ぷらをたくさん頂いたあとは、斉藤さんから天ぷらを上手に作るコツを教えてもらいました。エビの天ぷらでは、しっぽの先にある水分が油はねの主な原因なので、ここを取り除くことで火傷のリスクも減らせます。衣を作る時には、小麦粉とお水は同じ量で水は冷水にするのがポイントです。衣は薄く粘りが出ないようにしましょう。

また、まとめるのが難しいイメージのかき揚げですが、意外と簡単なやり方でその悩みが解決しちゃいました!材料はゴボウ、ニンジン玉ねぎ、インゲン、桜えびなど。この時、野菜は細長い状態にするとまとまりやすくなります。桜エビは乾燥したものでOK。風味に加え、色合いもアップします!油に投入する時はまずは楕円型のような形にしたタネをいれ、すぐにその上に乗せるように少し盛ります。このように2回に分けて油にいれることで、形が崩れるのを防げます。

天ぷら作りを教えてもらったお礼に、ビビアナさんは南米の揚げ料理を披露。用意したのはブラジルでよく食べられるというパステル。平らなパイシートのような生地を油に入れると、まくらの形のようにどんどんふくらんでいく不思議な料理!厨房も大盛り上がり!中にはトマト、ハム、チーズが入っています。教えてもらいながら作った天ぷらもビビアナ親子は大満足の様子。

後日、ビビアナさんのペルー料理店を訪ねてみると天ぷらパーティーをしているビビアナさんが。 レパートリーもたくさん!天ぷら屋さんでいただいた、ミニトマトの生ハム巻きも作れるようになっていました。お客さんも大盛り上がりでした!ビビアナさん良かったですね。