#191 古民家でおもてなし
今回の行きたがリーノさんはナイジェリア出身のジョンさんとブラジル出身のブランスキーさん。日本での暮らしが長いお二人ですが、日本の古いお家に興味があるということで、今回は古民家で楽しい夏休みを過ごしてもらいます!
訪れたのは三次市甲奴町。のどかな田園地帯にあるという古民家に2人も興味津々。およそ150年前の明治初期に建てられた建物で町の方々による保存で今なお当時の面影を残しています。そしてこちらは明るい女将さんが営む「そば処わらべ」でもあるんです。高い天井に、むきだしの梁。“昔懐かしい日本の生活”が味わえると評判。さらにミシュランガイドにも掲載されており、海外からも沢山のお客さんが来ているんだとか。そばをはじめ、地元で採れる旬の食材にこだわった田舎料理が人気なんです。
早速、古民家の中へお邪魔します。ブランスキーさん、いち早く玄関が土の地面に気付きました。今じゃあまり見ませんよね~。奥に進んでいくと、そば打ち場を発見。ジョンさんたっての希望で、特別に蕎麦づくり体験をさせてもらうことになりました。職人さんのお手本を見た後、ジョンさんが挑戦!!はじめて使う大きな蕎麦包丁。使うのが難しく太さが様々なそばが完成し、これには職人さん苦笑い。
すると、「更に蕎麦を美味しく食べる」おもてなしがあると、女将がいつも山菜を取りに行く場所へ連れて行ってくれました。長年ここで暮らし食べてきた経験のみならず、大学の先生にも学んだそうで、女将にかかればどれが食べられるか一目で分かるそう。綺麗な水と新鮮な空気の中で育った山菜。早速、収穫した山菜は古民家に持ち帰り天ぷらに。
いよいよ、ミシュランも認めたお料理頂きます!お蕎麦は更科そばでのどごしが良く食べやすい!山菜の天ぷらととてもよく合います!
お腹一杯になったところで古民家の中を探検することに。たくさんのおもちゃやお菓子が置いてある部屋を発見。この部屋にはある秘密が…。実は座敷わらしの目撃情報がある有名なお店なんです。「見た者に幸運をもたらす」と言われる座敷わらし。実際、このお店で座敷わらしを見て仕事やプライベートで思わぬ幸運が訪れたという人もいるとか。これは座敷わらしにぜひ会いたい!!ということで最近目撃情報が多い部屋で3台のカメラを設置しジョンさんとブランスキーさんが待ってみることに。すると!画面奥の着物が何かに引っ張られるような動きをしたのです。風かと思ったのですが、ある瞬間だけしか動かなかったのです。座敷わらしの仕業だったのでしょうか…?ちょっと不思議な体験をした後は、最後に…日本の夏といえば、稲川淳二さん。日本を代表する怪談師が、ジョンさん、ブランスキーさんだけのために怪談をしてくれました!また女将から座敷わらしのおにぎりもお土産でいただきました。ジョンさん、ブランスキーさん、今回も大満足でした。