2001年4月度 TSS番組審議会報告
とき:2001年4月17日(火)午前11時から
ところ:テレビ新広島会議室
議題
- 自社制作新番組「サタ・スポ情報局」(レギュラー)について
- 放送人の育成について
審議に先立って事務局から4月5日に開かれたBROシンポジウム、平成12年度のBRO活動、3月のTSSの視聴者対応は539件であったことなどについて報告した。
(1)自社制作新番組「サタ・スポ情報局」(毎週土曜午後6時30分~生放送)について
- 軽快なリズムで気楽に見られた。
- テンポが忙しすぎてついていけない。
- なにもかも賑やかで、ごちゃごちゃし過ぎていないか。せめてスタジオ・セットぐらいはスッキリさせてもよいのでは。
- 初回ということもあろうが、作りやセットなどどれも他局の番組の後追いのようで、急ごしらえな感じがした。
- 土曜の夕方はなかなか見にくい。もっと良い時間帯はなかったのか。
- 放送時間帯のハンデを逆手に取って他局との差別化を図る工夫をしてみては。
- コメンテイターはマスコミになじみのない人なので、もっと親切に紹介して欲しかった。
- 30分では短すぎる。
- スポーツ好きでない人にとっても30分ぐらいは苦痛なく見れる。
- 「金剛寺ファイターズ」(ドッジボール・チーム)の紹介などこれまであまり取り上げられてなく新鮮だった。
- わざわざ「涙のわけ」などをテーマにしなくても、淡々と事実を見せればそれでよいのではないか。
- 情報は時系列に沿って整理して見せて欲しかった。
- 特集のVTRなど時間が前後するものがあり、それぞれいつ撮った映像なのかスーパーでのフォローが必要。
- 情報を透明ボードに手書きしていたが見辛かった。見せたいのか、見せたくないのかわからない。
- VTR部分に枠をつける手法は、わざわざ情報量を狭めているようで、不要。
制作責任者である小口省三スポーツ部長は、「これから回数を重ねるなかで、TSSの特色を出してていきたい。これまでの結果を伝えるだけのスポーツ番組ではなく、過程を追いかける。」と今後の抱負を述べた。
(2)放送人の育成について
- どんな企業にも通用することだが「マニュアル」ではなく、社員それぞれが実際に経験したことを伝えていくことが大切。「継承」し、今後に生かしていくことが重要。
- 「テレビはもはや信用されていない」と感じるが、結局はやっている人達の品性、誇りの問題ではないか。
- 取材を受けた経験があるが、あまりにも人を馬鹿にした態度で答えたくなくなった。
などの発言を受け、会社側と活発な意見交換を行った。
出席者は以下のとおり
岸田俊輔(委員長)、仁田一郎、大野徹、福島光宏、末長昌子、原口倫子、元廣和弘(順不同、敬称略)
※仁田委員は今月度会議をもって退任。