TSSテレビ新広島

2001年7月度 TSS番組審議会報告

とき:2001年7月17日(火)11時から

ところ:テレビ新広島会議室

議題

  1. 自社制作・全国ネット番組「ニッポンを釣りたい!~春夏秋冬・旬を狙え~」について
  2. メディア規制の動向について

議事に先立ち事務局からBRO、青少年委員会の動向、6月のTSSの視聴者対応が553件あったことなどを報告した。

(1)「ニッポンを釣りたい!~春夏秋冬・旬を狙え~」について

自社制作番組・全国28局ネット
平成13年7月1日(日)16時05分~17時20分 放送

  • 釣り好きではないが楽しめた。
  • 自分自身釣り好きだが楽しく見ることが出来た。
  • おそらく1年間に渡ったであろう取材の苦労がしのばれた。
  • 釣りには、釣った魚を食べる楽しみもあるが、それが良く出ていた。
  • 日本の各地、四季がバランスよく織り込まれていた。
  • 4部構成では各コーナーが時間的に不十分な気がした。
  • スポンサー・タイアップが不自然で目立った。
  • 全体的には楽しかったが、「新しさ」がなかった。
  • トローリングをするのに二日酔い、寝不足は不謹慎ではないか。
  • 「タラ漁」は釣りでもなく、唐突だった。

などの意見がでた。

制作を担当した川口修治ディレクターは、釣りのいろいろな楽しさや魅力を紹介したかった、と企画意図を述べ、マニアックな釣り好きの人には物足りなかったかもしれないが、構えず、すんなりと見てもらえたと思う、とコメントした。

(2)メディア規制の動向について

ゲスト・フジテレビジョン執行役員報道局長 小櫃真佐己 氏

「ここ数年、公権力によるメディア規制の動きが顕著になっている。具体的には『個人情報保護法案』『人権救済機関・設置案』『青少年社会環境対策基本法案』(いわゆる3点セット)である。それぞれ表向きの趣旨とは別に、『表現の自由』『報道の自由』への国家・公権力の介入を可能にするものであり、言論機関として容認できない。放送によりプライバシー、人権等の侵害が起きていることも事実であるが、我々の基本的立場は『自律、自浄をしており、外部の力はいらない』ということである。規制には断固反対していかねばならないが、自律、自浄能力を高める努力を続けるとともに、常に謙虚さを失わないことも大事である。」

これに対し委員から「こうした法案等を出しているのは具体的に誰か?」「なぜマスコミは常に横並びで対応するのか?」といった質問が出るなど活発に意見を交換した。

出席者は以下のとおり
岸田俊輔(委員長)、上野淳次(副委員長)、上野千歳、蔵本順子、原口倫子、村上栄一

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