2001年10月度 TSS番組審議会報告
とき:2001年10月16日(火)11時から
ところ:テレビ新広島会議室
議題
- 西ブロック4局共同制作番組
『~おばあちゃんが行く~ 汗と涙の海外珍道中バラエティ あの子に逢いたくて』について - 最近のCMの傾向と課題について
議事に先立ち事務局から報告。BROの動向として、現在2件を審理中であること、
先月のTSSの視聴者対応は634件で、「米同時多発テロ事件」での番組変更などに多くの苦情、
問い合わせが寄せられたことなど。
(1)西ブロック4局共同制作番組
『~おばあちゃんが行く~汗と涙の海外珍道中バラエティ あの子に逢いたくて』について
<西ブロック4局共同制作番組・単発>
平成13年10月14日(日)16時05分~17時20分 放送
- 以前放送した「老人のススメ」同様、いい年のとり方をしているお年よりでよかった。 お年よりの元気さに驚いた。
- 楽しく見たが、反面重さが無いからか、とも思った。
- ハワイに行ったおばあちゃんは教え子たちとの関係が説明不足でよくわからなかった。
- イタリアに行ったおばあちゃんは関西人らしいよさが前面に良く出ていた。
- 家族愛の素晴らしさを再確認できた。
- しっかりした素晴らしいキャラクターのお年寄りの起用で成功した。タレントのトーク 部分はいらなかった。
- ナレーションが多すぎるなど全体的に演出過多。かえってうそっぽくなった。
- 情愛のこもった番組でよかった。
- 何気なく見ると楽しい番組だったが、注意深く見ると不可思議、不自然さが目立った。 作られた番組だと感じた。
- 懐疑的に見ればきりがないが、演出も必要。
- ゲストが多すぎたかもしれないが、手紙を読む部分では必要だったのか。
- タレントを使うのは「視聴率をとろう」という守りの姿勢ではないか。
などの意見がでた。
制作担当 角和信・企画制作部課長
ドキュメンタリーではなく、あくまでもバラエティとして演出もある作りになっている。
もっと涙と笑いを前面に出した作りこみをすべきだったと反省している。
バラエティを追求する上ではタレントの力も必要。
(2)最近のCMの傾向と課題について
- 最近CMは見ない。音が大きい。けばけばしい。めまぐるしい。見ると疲れる。
バラエティ番組と同じ。 - 昔のCMを見ると懐かしい。CMは時代を映すものかもしれない。
- 海外のCMと比較しても仕方がない。日本の映像文化として、よいCMを期待する。
- 刺激と量でアピールするCMばかりで印象に残らない。
- 昔のようなCMソングがなくなった。心に残らない。
- 会社のイメージ戦略がはっきりしているCMは見ていていいと思う。
などの意見がでた。
これらの指摘に対し、会社側からは「消費者よりも流通対策が重要になり、商品中心の15秒CMが
主流になっている」と現状を説明、活発に意見を交換した。
出席者は以下のとおり
岸田俊輔(委員長)、上野淳次(副委員長)、上野千歳、福島光宏、末長昌子、村上栄一、元廣和弘