2009年1月度 TSS番組審議会報告
とき:2009年1月19日(月)
ところ:広島市中区のオリエンタルホテル広島
講演
審議に先立ち、(株)フジテレビジョン情報制作局長・西渕憲司氏より『これからのTVと情報番組』について講演が行われた。
- ワイドショー全盛期には、冒頭から芸能ネタを扱っていたが、視聴者が自身の生活への関心を高めるようになるにつれて、ニュース情報系路線になった。
- 視聴者から自らの意見が寄せられるようになった。
- テレビは切り取ることが得意なメディアで、一方的な論調を形成してしまうことがある。
- 視聴者にどれだけ多くの視点を提供できるかが大切で、取材で隠されているモノを表へ出していく作業が重要。
これに対し、委員からは、
- 実態はどうなのかという姿勢で、取材にあたってもらいたい。
- 同じ切り口ではなく、いろいろな視点で取材をしている番組は参考になる。
- テレビは感情論に流されやすいメディアでもあるので、公平で冷静な判断力はどうしたら身につくか考えさせられる。
などのコメントが寄せられた。
報告事項
事務局より11月度および12月度の視聴者対応状況報告が行われた。
審議
『昨年印象に残った番組、今年TSSに期待すること』
- 原爆を扱う報道特別番組に引き続き注目したい。
- デジタル放送の利点をアピールする番組を制作して欲しい。
- 1年前より良質な番組が増えたと思う。知的好奇心を満足させることができる番組を制作して欲しい。
- 多彩なラインナップだったが、どの番組も内容を盛り込み過ぎてテーマがぼやけ、視聴者を消化不良にさせている。
- なるべく“生”のものを取り上げてもらいたい。
- 広島を元気にする番組に力を入れて欲しい。
- 新しい見方を提示する人を取り上げてもらいたい。
- 今年もドキュメンタリーに力を入れて欲しい。また、番組で取り上げたテーマのその後を追いかけてもらいたい。
などの貴重なコメントが寄せられた。
次回番組審議会
とき:2009年2月23日
審議対象番組:『情熱企業~知恵の創造者たち~』
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・山田知子委員・池田明子委員・中嶋健明委員・荒木史子委員・大野主税委員(順不同)