2010年10月度 TSS番組審議会報告
とき:2010年10月18日(月)午前11時
ところ:広島市南区 TSS本社会議室
報告事項
審議に先立ち、事務局より、9月に退任した大野主税委員に代わって就任した村上栄一委員の紹介、BPO(放送倫理・番組向上機構)の活動状況やTSS9月度視聴者対応状況についての報告が行われた。
審議
『ひろしま満点ママ!!TSS開局35周年スペシャル~ミクロネシアの楽園 パラオ女二人旅~』
<10月1日(金)午前9時55分~11時25分放送>
委員からは
- パラオの麗しい光景を堪能した
- 映像そのものが素晴らしい。いつまでも見ていたい美しさ
- 時系列を追った構成がわかりやすく、リアリティもあった
- 芸能人がリポートする旅番組はよくあるが、より親しみのある古沢&天野両アナのリポートで、身近な感じがした
- ジャングルを抜け、クラゲの中で泳ぐなど、女性アナ2人の勇気に感心
- “あるがままの自然にちょっとおじゃましている”というコメントに、番組の謙虚な姿勢が表れていて好感が持てた
- 撮影は現地のクルーを使ったのか。自前で潜れるカメラマンがいるとすれば素晴らしい
- パラオと日本の歴史的関係、親日的であることや食文化なども押さえて欲しかった
- 釣りやスキューバダイビングなど、男性の視点でも紹介して欲しかった
- 男性リポーターがいれば趣が変わっていたと思うが、番組の特性を考えれば女性向けは当然か
- レギュラー枠の中の特集ではもったいない。男性や若者も見ている時間帯に放送しても良かったのでは
- タコクラゲについて、光合成をするという解説があったが、クラゲは光合成をしない。共生している藻が光合成をしているが正解
- 番組全体として、番組本体と宣伝・CMの区別がはっきりしない部分があり、イライラした
- 一部の出演者に、存在感のない人や服装がカジュアル過ぎてだらしなく見える人がいた
などのコメントが寄せられた。
これらの感想や意見を受けて、番組プロデューサーの横井利行制作部長は、
- 35周年でなぜパラオかという明確な理由は特にない。9月27日からの5日間を記念週間として放送する中で、金曜日はレギュラー企画の『旅しましょ』を拡大する形で海外に出た。これまでも広島空港から行けるところに何カ所か行っており、行ったことのないパラオになった
- 雨期で天候を心配したが、幸い晴天に恵まれ、きれいな映像を撮ることができた
- クルーは自前で、お褒めいただいたことは伝える
- クラゲについては不勉強で申し訳ない。日々注意を喚起していることだが、今後一層気をつけたい
などとコメントし、活発に意見を交換した。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・池田明子委員・徳永修委員・中嶋健明委員・村上栄一委員・荒木史子委員・石井宏和委員(順不同)