2017年6月度 TSS番組審議会報告
とき:2017年6月28日(水)午後2時
ところ:広島市南区のTSS本社会議室
審議
第26回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『幸せのかたち 出生前診断の現場で』
<5月28日(日)午後1時45分放送>
の審議に入った。
委員からは
- 多くの事例を取り上げ、時間と手間を惜しまず丁寧に作られた番組
- 出生前診断について漠然としか知らなかったが、制度の問題点も含めてよく理解できた
- 良し悪しを決められない難しいテーマだが、全体的によくできていた
- 問題に直面した時に解決するための情報や、障害のある可能性のある子どもを産むと決めた家族へのサポート体制など、夫婦の支えになる情報が知りたい
- 認可を受けずに出生前診断を行っていた病院の話を掘り下げたら、新しいものが見えてきたのではないか
などの意見が寄せられた。
これらを受けて、報道部の船田興起は、
- 障害のある子どもを育てている親と出生前診断を受けようとしている夫婦の気持ちにギャップや誤解があると感じ、その原因は出生前診断についてあまり知られていないことではないかと考えて番組を制作した
- 命の問題をどう捉えるべきか、医学の進歩に心がついていっていないのではないか、この問題に直面した時にどのような選択をするのか、最新技術を使いたい気持ちもわかるが、一方ではそうでない部分もあって、大きなジレンマを感じながらの制作だった
- 家族のサポートについては、もう少し盛り込んだ方が良かったと思っている
などとコメントした。
出席者は以下の通り。
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・細井謙一副委員長・細羽雅之委員・鈴木哲也委員(順不同)