備後撚糸 株式会社(広島県)
今回のそ~だったのかンパニーは、繊維業が盛んな広島県福山市で、和紙を使って糸をつくる「備後撚糸」が登場!アパレル業界から一躍注目を浴びるカンパニーの和紙糸。「呼吸する繊維、未来の糸」とデザイナーから賞賛を浴びる、和紙糸とは一体どんな糸なのか?!数本の糸を撚って、1本の糸を作る撚糸加工。八嶋は「撚糸という言葉も聞きなれない!知らないことがいっぱい!」と興味津々。カンパニーが得意とするのは種類の異なる糸を使った特殊な撚糸加工。高い技術力を持つからこそ可能となった最新のトレンド糸がスタジオに登場!「あ~そ~!おもしろい!!そして、すっごく複雑」と八嶋が驚嘆したその糸とは一体?知られざる撚糸ビジネスの舞台裏を大公開します!
備後絣発祥の地であり、繊維業が盛んな広島県福山市。その町で、衣服などの生地をつくる上で欠かせない糸を加工しているのが今回のカンパニー。行っているのは撚糸という数本の糸をひねり、一本の糸に仕上げる加工。撚糸加工会社の7割が同じ種類の糸を撚っている中、カンパニーが得意とするのが、種類の異なる糸を撚る特殊な加工方法。その高い技術力で、普通の糸を難燃性、伸縮性といった機能を持つ糸へと加工。
繊維産業を陰から支える、なくてはならない存在となっているのです。
創業から糸を撚り続けてきたカンパニー。しかし、撚糸の仕事は注文が入ってから、事業を行う下請けビジネス。その状況を打開しようと、ある糸を自社開発。それが、和紙でつくった糸。短冊状の和紙を撚って糸にしたもの。撚りすぎると切れてしまい、撚りが少ないと糸にならないという問題を6年半の歳月をかけて克服。
完成した和紙糸にアパレル業界が大注目。アパレルデザイナーいわく「和紙そのものの夏涼しくて、冬暖かいという特徴に可能性を感じる、いままでにない未来の素材だ」と高評価。またアパレル業界以外との取引も始まり、まさにカンパニーの新たな道を切り開く糸口となったのです。