有限会社 共楽堂(広島県)
今回のそ~だったのかンパニーは倒産寸前に追い込まれながら、1個300円の高すぎるお菓子と大胆な販売戦略で売り上げをⅤ字回復した広島県三原市の老舗和菓子店「共楽堂」が登場。現在、東京を中心に11店舗を展開する共楽堂の成功の裏話と大逆転をもたらした高すぎるお菓子がスタジオに登場。その味に八嶋も「ジューシー。おいしい」を連発します。カンパニーの大逆転の秘密は、創業者が残した銘菓へのこだわり。わずかなキズさえも許さない厳格な管理と手作業による卓越した製造技術。それでも、商品として販売できないものは全体の35%にも上るという。一体なぜ?そこにはカンパニーの品質へのあくなきこだわりがあった。さらに売れないお菓子を使った大胆なPR戦略を展開する。土壇場に立たされた若き経営者はお菓子を携え、三原から単身東京に向かう。和菓子にかけたカンパニーの大逆転のストーリーが始まる。
マスカットを大胆すぎる使い方で業績をV字回復させたカンパニー、共楽堂。人が驚くような和菓子をつくりたいと創業者が開発しました。カンパニーが得意だった大福づくりの技術を応用し、マスカットを求肥でまるごと包んだのです。これが果実丸ごと味わえる感動につながり、一気に看板商品へ。その後バブル崩壊によって、売り上げが減少。そこでカンパニーは地元・三原を出て、東京で開催される催事へ積極的に出展することに!その際に1粒300円もする「ひとつぶのマスカット」を試食にどんどんと配り、認知度を得て売り上げは一気にV字回復!この太っ腹すぎるカンパニーのこだわりが生んだ商品によって、奇跡の大逆転はなかったかもしれません。
ひとつぶのマスカットが看板商品になった要因は試食の大盤振る舞いといった大胆すぎる販売方法だけではなく、名前の変更も大きな要因でした。しかしカンパニーの売り上げを支えるのが「ひとつぶのマスカット」だけではだめだ!と考えたカンパニーが次に生み出した看板商品があるんです。それが「焼き上げショコラ」。その商品名を変更し、2011年に「広島チョコラ」として販売を開始。焼き上げショコラと見た目はほとんど同じですが、名前を変えただけではなく、材料や製法に違いがあるのです。2017年には専門店を出店するなどカンパニーの看板商品に。創業86年をむかえたカンパニーは新商品を別ブランドで売るという手法で勝負をかけているんです。