友鉄工業株式会社(広島県)
今、静かなブームになっているのが「デザインマンホール」。地域の特色あるデザインが描かれたこのご当地マンホールは全国に存在しています。現在では「デザインマンホール」のマニア「マンホーラー」を対象とした様々な関連グッズまで販売されるほどの人気ぶり。今回はそんなデザインマンホールを200種類以上製造した広島県広島市の友鉄工業株式会社が登場します。行政から発注が無ければ作る事が出来ない「デザインマンホール」。高価な事もあり、業者間では行政を相手に営業競争が激化します。そんな中、カンパニーが考えついた一風変わった営業戦略とは?その後、下水道の普及でマンホールの発注が減少、事業から撤退するメーカーが増えていく中、カンパニーは愛するマンホールを製造するための驚きの方法を考え出します。さらにマンホールを愛するカンパニーはマンホール愛に溢れたオリジナルCDも販売。スタジオに流れる曲に、八嶋、八田が大爆笑。今回はマンホールを愛する鋳造カンパニーのそ~だったのかに迫ります。
年間約1万枚のマンホールをつくっている鋳造メーカー。そんなカンパニーがデザインマンホールをつくり始めたのは、1987年に下水道施設のイメージアップの為、建設省がデザインを公募したことがきっかけでした。カンパニーは、様々なデザインマンホールを手掛け、順調に業績をのばしていっていましたが、下水道が全国に普及すると、新たにつくるマンホールが減少。そこで考えたのが、自分たちでマンホールをつくって町に寄贈するという新たな形!広島県呉市の戦艦大和のマンホールに企業名をいれ、協賛としてマンホールの製作費を集めたんです。この取り組みは、町に新たな観光名所をつくり、観光客を呼び寄せることにつながりました。
カンパニーでは、お花見や社員旅行など年に5回以上は社内イベントを行っています。その中でも特徴的なのが、参加人数50人以上のマラソン大会!ただ走るだけではなく、一部の人は、なんとコスプレで参加。さらに、この夏は社員の家族を招待する創業60周年のイベントを開催しました。社員の書道パフォーマンスのステージ企画や、美味しい屋台で、社員も家族もみんな笑顔でいっぱい!こうした楽しいイベントには、友廣社長の、鋳造業は人気があって集まってくる仕事ではないため、社員には楽しみや喜びを感じてもらいたいという思いが込められていました。