そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

イームル工業株式会社

【所在地】広島県東広島市八本松町

イームル工業株式会社(広島県)

時折、山間部などで見かける小さな発電所。小水力という比較的小規模な発電施設。今回は、1947年、戦後まもなくから、水力発電の設備を作っている広島県東広島市のイームル工業株式会社が登場。これまでにカンパニーが作った水車を利用している水力発電所は、全国に266か所。全てが電力会社の施設かと言うと、実はそうではないんです。小水力発電所は、地方自治体や農協が所有しているものもあるんです。何のために所有しているのか?そこには、戦後間もない頃、疲弊した山間地域や農産地域を元気にしたいという、ある人物の思いがありました。カンパニーの創業者、織田史郎さん。戦後まもない頃、疲弊した地域を救うためにあるビジネスを思いつきます。しかし、それを実現するためには、国を動かす必要がありました。織田さんは省庁をまわり、懸命に説得して回ります。織田さんの考え着いたビジネスとは?そして、国はどのように動いたのか?今回は、70年にわたり水力発電で地域を支えてきたカンパニーのそ~だったのかに迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

「戦後の農村を明るくした水車メーカー」

水車をはじめ、水力発電の設備をつくっているカンパニー。手がけた水力発電所のおよそ8割は地方自治体や農協などが所有する小水力発電所なんです。その目的は電気を電力会社に売り、収益の一部にすること。これはカンパニーの創業者・織田史郎さんが中国地方を中心に広めた仕組みなんです。戦後の食糧不足と電力不足にあえいでいた農村を発電事業で復興させたいという思いで国に働きかけ、売電のルールが定められたのです。それにより、苦しい財政状況にあった山間部の地方自治体や農協は続々と小水力発電所を建設。カンパニーは1953年からの10年間で50ヵ所以上の小水力発電所建設に携わったのです。

そーだったのかポイント2

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「水力発電を支える水車メーカーの技術」

1973年以降のオイルショックを機に水力発電が再び見直され、改めて水力発電技術を磨く事に力を入れたカンパニー。その一つがメンテナンス技術。何十年も運用する水力発電設備は定期的なメンテナンスが欠かせません。そのため、水車に入ったゴミを取り出せるようにハンドボールという穴をつけ、メンテナンスしやすい工夫を凝らしました。さらに、元々、修理や交換の要望が多くあった他社メーカーのメンテナンスも始めました。現地に行って水車の構造を解析するメモや図を記録。こうした地道な作業を繰り返すことで、様々なメーカーのメンテナンスを可能としたのです。

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