そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

新中央工業株式会社

【所在地】広島県東広島市八本松町宗吉

新中央工業株式会社(広島県)

プラモデルなどを作るとき、枠からパーツを切り取った跡に残ってしまう部分。通称「バリ」と呼ばれる厄介者。実はプラモデル以外でも、この「バリ」は厄介者。機械の部品を削るとき、その傷が「バリ」となったりするのです。それが機械の組み立てを不可能にしたり、故障の原因にもなります。その「バリ」の大きさは、小さいものでは1000分の1ミリのものも…。そんな「バリ」を削るのは一苦労。そんな製造現場の悩みを解決した広島県東広島市の新中央工業株式会社が登場。今や「バリを取って欲しい」と全国から500社以上がカンパニーに仕事を依頼しています。その秘密はカンパニーが独自に開発した液体。これを開発したのは、科学者ではなく、なんと、元営業マン。独学で学んだ知識で実験を繰り返す日々。その知られざる苦難の道のりとは?今回はものづくり現場の厄介者「バリ」に向き合ったカンパニーのそ~だったのかに迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

ものづくり現場のやっかいものを撃退!?

ものづくり現場のやっかいもの、通称「バリ」を超カンタンな方法で取り除いてしまうカンパニー。たとえ小さくてもバリを残したまま組み立てると、うまく動かなかったり、故障の原因になったりするんです。昔から金属部品のバリ取りに定評があったカンパニー。世の中の製品が小型化・精密化に進むにつれ、持ち込まれる部品のバリも小さくなり、手作業で取り除くのは困難になりつつありました。そこで2003年、バリ取りができる液を完成させ、液体に漬けるだけでバリを溶かして取る「S・E・P処理」という方法をいち早く編み出したのです。この液体に漬けると金属の表面はツルツル、ピカピカ。削りでは取れないマイクロメートルのバリがキレイになくなるのです。今では全国から500社以上がカンパニーを頼って仕事を依頼してくるようになりました。

そーだったのかポイント2

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知られざるヒット商品を発見!

バリ取りで成長したカンパニーの知られざるヒット商品。まずは全国シェアナンバー1!高速道路の防音壁をとめる金具。防音壁は従来、ボルトなどで固定していましたが、風や自動車の振動で緩むという悩みがありました。そこで、バネの動きが風をいなし、緩みにくく、さらに取り付け・取り替えも簡単な金具を開発。1980年代には日本全国の高速道路で採用され、今でも年間40万個を生産しているんです。続いては、ペットボトルの蓋を軽い力で開けられる「マルチオープナー」。瓶の蓋や内蓋なども開けやすく、瓶をモチーフにした1枚板のシンプルなデザインも受け、これまでに1万個売れたヒット商品となりました。

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