中国高圧コンクリート工業 株式会社(広島県)
今回は、スペシャル企画として一見つながりのないものが人々を幸せにするものに注目!携わる人々の取材を通して、ユニークなからくりを解明していきます!
広島県尾道市の沖合の海で壮大な実験が行われていました。あるものを撒いたことでみるみる水質が改善したのでした。そのカラクリを解明すべく番組スタッフは実験を行っている大学教授を直撃!すると…その正体はなんと「灰」!?他にも、作業員の頭を守るヘルメットのムレの悩みを解決したある話題のグッズから型崩れ野菜を有効利用した野菜シートなど、思わずその手があったのか!と唸ってしまう商品開発のそ~だったのかに迫ります。
コンクリート製品を扱う「中国高圧コンクリート工業」では、発電させるために燃焼した石炭の灰を利用して、セメントと約90%の灰でできた「Hiビーズ」をつくっています。なんとこれが、海を豊かにするのに役立っているというのです。灰の成分のほとんどはミネラル。それをエサとする藻がHiビーズに付着し、貝やカニが集まり、魚が生息し始めることで生態系が生まれ、海が豊かになっていくというワケなんです。しかし、Hiビーズは元々、海砂の代替品として生み出されたもの。ところが「Hiビーズをまいた所の水質がいい気がする」という工事関係者の話を聞き、大学と調査を行ったところ、海を豊かにすることを発見したのです。