そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

株式会社 小川長春館

【所在地】広島県福山市引野町

株式会社 小川長春館(広島県)

今回は、広島県福山市で100年以上体育器具をつくるカンパニー「株式会社 小川長春館」が登場。
元々、家具の産地・広島県府中市出身でタンス職人として働いていた創業者が体育器具をつくり始めたキッカケは、知り合いの元体操選手に「タンスと似ているからとび箱を作ってみては?」と言われたこと。それから100年以上とび箱をはじめ、今ではバスケットボールのゴール台製造が主な仕事になっています。
そんなカンパニーが今新たに挑戦しているのが「高齢者向け」のあるモノ。
一見体育器具とは畑違いなものに感じますが、実は「あん馬」用の革を使っているといいます。今回は体育器具カンパニーの知られざる裏側のそ~だったのかに迫ります!

そーだったのかポイント1

放送内容写真

100年以上続く体育器具メーカー

創業100年以上のカンパニーが初めてつくった体育器具は「とび箱」。創業者が福山市の隣にある家具の産地・府中市でタンス職人をしていたことで、タンスづくりの技術をとび箱に生かしたのです。タンスの引き出しに使われる技法「あり組み」を、とび箱にも使うことで、接合部分の強度がアップ。これが評判を呼び、1970年代には主力製品として年間30台を販売したのです。しかし、手間暇をかけてつくるため、価格は他社製品の約2倍。1980年以降は価格の安いものが求められるようになり、カンパニーへの受注は減少してしまったのです。そんなとび箱にかわって、現在、カンパニーの主力となっている体育器具が「バスケットゴール」。バネを動かすことで素早く手軽に設置することができる最新の自立式ゴールから学校の体育館のゴールまでを製造。売り上げの3割を占めているのです。

そーだったのかポイント2

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新たに開発する高齢者用のつえ

カンパニーが5年前から新たに開発しているのが高齢者用のつえ。持ち手の部分は、握力が弱くなった高齢者が握らなくても軽く持って支えられるように工夫され、転んだ時に手を守ってくれるプロテクターにもなっているのです。実はこの持ち手には体操器具のあん馬の丈夫な革を使用しているのです。つえの開発のきっかけは小川社長が患ったギックリ腰。その時、体を楽に支えながら歩けるつえがあればと開発を始めました。知り合いだった広島大学の運動生理学専門の教授に協力を依頼。小川社長自身、実験台となって、つえを振りやすい重心の位置のデータを細かくとったのです。このつえは、年内の発売を目指して調整中です。

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