株式会社 イシカワ(広島県)
今回は、広島県廿日市市で大豆の魅力を広めたい豆菓子カンパニー「イシカワ」が登場!カンパニー売り上げは2013年をピークにお菓子の多様化などによりじわじわと減少傾向に。そこで!カンパニーは「大豆」にこだわって新たな商品開発をスタートさせました。新たな豆菓子開発だけでなく、焙煎大豆を使った「大豆コーヒー」や大豆を焼いたきなこと豆乳クリームを使った「きなこ棒」など、今回は大豆の魅力を広めたいカンパニーの挑戦に迫ります!
大豆・そら豆・落花生などを使った豆菓子を製造している創業94年の老舗カンパニー。時代の流れとともに、売り上げは減少傾向に。そこで2017年から大豆に特化した新たな商品開発を始めました。カンパニーでも豆菓子としては炒ったり、煮たり、様々な方法で加工していましたが、もっと自由に発想すれば、様々な商品開発ができると考えたのです。最初に開発した「大豆コーヒー」は、カフェインがないため様々な人に飲んでもらえると期待されましたが、人気がでず失敗。次に開発した「大豆のパン」は好評だったのですが、製造設備が整っておらず保留に。そして、今年6月に完成したのが「きなこ棒」。食べ応えのある大きさで、食感も生キャラメルのような口どけ。イベントで販売したところ、2時間で50個を売り切る人気ぶり!初の定番大豆商品として期待も高まっているのです。
2016年から地域や大豆の魅力を発信しているカンパニー。その一つが、大豆を使った料理やデザートを考案して、そのレシピをウェブサイトに掲載すること。以前この地域にあったレストランのシェフに協力してもらい、12種類のレシピを考案。料理に使う大豆以外の食材には、カンパニーがある佐伯地区の生産者がつくったものを採用しているのです。もう一つの取り組みは、野菜や果物をはじめ、あらゆるものづくりを行う地域の人たちを独自に取材して、その情報をホームページで紹介すること。これまで行った取材は12軒。地域のみんなで協力して元気になることが、町の活性化につながっていくのです。