合同会社 よーそろ(広島県)
今回は、広島県呉市豊町の御手洗地区で古民家を再生させて飲食店や宿の運営を行う「合同会社よーそろ」が登場!運営する宿が話題の映画のロケ地となったこともあり、全国から観光客が殺到!島では高齢化、過疎化が進み、増え続ける空き家などをカフェや宿へと蘇らせているカンパニー。そこには「御手洗の風景・文化・暮らし」を守りたいという熱い思いがあった!今回は、過疎が進む島に観光客を呼び込んで、地域を元気にするカンパニーのそ~だったのかに迫ります!
瀬戸内海に浮かぶ島の町・御手洗地区で、空き家をリノベーションした飲食店やゲストハウスなど6つの施設の運営を行っているカンパニー。御手洗地区は江戸時代から昭和初期にかけ、海上交通の要衝として栄えていましたが、船の時代の幕引きとともに若者が町を離れ、高齢化した地域には空き家が増えていく一方でした。そんな中、にぎわいを生み出しつつ、御手洗の風景や文化を残していくため、カンパニーは2011年から空き家を再生したカフェや宿泊施設をオープンさせたのです。さらに、カンパニーの存在に刺激を受けた地元住民が空き家を再生させ、懐かしいおもちゃを展示する博物館をオープン。カンパニーが御手洗地区で事業を開始してから、店の数は15店舗ほど増加。町に少しずつにぎわいが戻ってきているのです。
現在、御手洗地区で6施設を展開しているカンパニー。2014年までは代表の井上さんがほぼ1人で運営していましたが、施設が増えるごとにカンパニーの活動に共感する心強い仲間が増えていきました。地魚料理を提供する和食料理店の料理人・篠崎さん。元々、別の島で料理人として働いていましたが、御手洗のにぎやかな噂を耳にしていたこともあり、カンパニーで働くことを決めたのです。また、空き家を再生させた柑橘加工場で働く工場長の矢野さん。島でのゲストハウス運営に興味を持ち、保育士をやめてカンパニーに入社。さらに、島へUターンして去年入社した山本さんは元々パティシエ。カンパニーがネットショップでスイーツの販売をしたいと考えていた時期に、島で洋菓子づくりをしたかった山本さんの思いとマッチングし、入社することになったのです。