国内外で称賛される酪農チーズ製造カンパニー

三次市三良坂町でチーズを製造している「三良坂フロマージュ」。広い敷地で自然放牧したウシやヤギのミルクを使ったチーズは、これまで国内外１５のコンクールで賞を獲得しています。カンパニーがこだわる自然放牧は、少量のミルクしかとれないため、牛乳などの酪農には不向きというデメリットがありました。そこでカンパニーが注目したのは少量のミルクでもつくれて付加価値が付けられるチーズ。２００４年、地元・三次市でチーズ工房をオープンさせましたが、自然放牧は土地もお金もかかるため、最初は仕入れた原乳でチーズを製造。そんな中、コンテストに出品したチーズが優秀賞を獲得したことが転機となり、土地と重機を購入。自ら山を切り開いて念願の山間部での放牧「山地酪農」をスタートさせたのです。自然放牧で育てたウシやヤギのミルクでつくるチーズは、栄養も豊富で臭みもないと評判となっているのです。