株式会社 まるじょう(広島県)
今回は広島県でご当地カンパニーを聞き込み!
江戸時代から続く伝統工芸のお砂焼をつくる廿日市市の「対厳堂」。お砂焼とは宮島の厳島神社で祈祷された「お砂」を混ぜて焼く陶器のことで縁起物として古くから親しまれている。お砂焼の技術を受け継ぐ人が少なくなる中でカンパニーの新たな挑戦とは?
尾道市で明治時代から、かつお節の製造を行う「まるじょう」。そんな歴史あるカンパニーが発売し話題になっているのが、猫も人も食べられるかつお節、その名も「猫節」。人気の理由はそのお味!人も猫もおいしく食べられる猫節の商品開発に関わっていたある意外な存在とは?また、猫の街として知られる尾道ならでは!アイデア満載の商品の秘密に迫る。
ネコの町・尾道市でかつお節を製造している「まるじょう」。2020年に発売した「猫節」は、ネコも人も食べられるかつお節として人気となっているのです。その原料は、高級品である本枯節。カツオをいぶして固くした荒節を、さらに湿気のある部屋に置いてカビをつける作業を繰り返したもので、作業日数はなんと180日!より水分が抜け、うま味が凝縮するため、かつお節の中でも最高級品と呼ばれているのです。猫節に本枯節が使われることになったのは、ネコが様々な種類を試食した中から本枯節を選んだこと。また、本枯節はうま味が強く塩分が抑えられているため、ネコでも食べられるかつお節に適していたのです。