そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

イシケン 株式会社

【所在地】広島県福山市駅家町

イシケン 株式会社(広島県)

今回は、広島県福山市で大正時代から続く布団製造メーカー「イシケン」 が登場!2000年代に、鳥インフルエンザ発生により羽毛価格が高騰。                    羽毛を海外からの輸入に頼っていたカンパニーは、羽毛布団をつくればつくるほど赤字に…。その打開策として5年以上の年月をかけて開発したのが「人工羽毛」だった!ようやく完成した天然にも劣らない人工羽毛。しかし、認知度の低さなどから売り上げは予想に反して伸びず…。そこでカンパニーは人工羽毛を使ってある業界の商品を開発!すると、それがヒット商品に!そこから人工羽毛の認知度も広がり、布団の売り上げもアップ!今回は、業界に新たな風を吹き込む布団製造カンパニーのそ~だったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

天然を超えた!?人工羽毛布団を開発

大正時代に創業して約100年間、布団や枕などの寝具全般を自社開発している「イシケン」。2003年に中国で発生した鳥インフルエンザにより、羽毛の供給量が減少し価格が高騰したことをきっかけに、人工羽毛の開発を始めました。ダウンの形状を再現するため、天然ダウンを何度も観察し、構造を分析。繊維を結び合わせたり、意図的に絡ませたりしながら、約1年かけ、理想に近い試作品を完成させました。しかし、洗濯して濡れると繊維が集まってしまうという、天然ダウンと同じ問題が人工羽毛にも起きてしまったのです。そこで、大手繊維メーカー・クラボウの協力を得て、繊維を単体ではなく、つなげることで問題を解決。さらに、化学繊維でつくられている人工羽毛はほこりが出にくく、品質テストの結果、保温性も天然羽毛よりも高いことが判明!天然を超える人工羽毛「エアーフレイク」が誕生したのです。

そーだったのかポイント2

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キャンプの寝袋で人工羽毛をPR

5年以上かけて開発した人工羽毛「エアーフレイク」は、国内だけでなく海外でも特許を取得し、独自性と革新性で唯一無二の製品として認められました。2010年、世の中に発表しましたが、人工羽毛の知名度が低いことで取引先の躊躇を招く結果に。この状況を打開しようと、当時、キャンプが盛り上がりをみせていたアウトドア市場に目を向けたのです。人工羽毛を使用した寝袋を開発するため、クラウドファンディングを活用して資金を集めました。このプロジェクトは見事に成功し、アウトドアメーカーからの問い合わせも受けるなど話題に。すると、寝袋だけでなく布団も売れ始め、現在、人工羽毛でつくった商品がカンパニーの売り上げの7割以上を占めるまでに成長しているのです。

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