そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

備南工業 株式会社

【所在地】広島県福山市東川口町

備南工業 株式会社(広島県)

今回登場するのは、広島県福山市にあるポリ飲料・チューチューの容器成形と充填機で国内シェアトップクラスを誇る「備南工業」が登場!誰もが食べたことのあるチューチューの真ん中のくびれは折って仲良く分けるために作られたものではなかった!その驚くべき理由とは?さらに少子化の影響で生産量がピーク時の5分の1にまで減少する中で、チューチューの技術はある意外な分野で活躍していた!今回はおやつの世界から飛び出した「チューチュー」をつくるカンパニーのそ~だったのかに迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

国内トップシェア!チューチューの容器機械メーカー

チューチューの容器とジュースを入れる機械を製造する「備南工業」。1947年に創業し、当初はラムネの瓶を洗う機械を製造していました。しかし、海外の炭酸飲料メーカーの参入により日本の飲料業界は大打撃を受け、ラムネ市場は衰退。岐路に立たされたカンパニーは、長年培った瓶の洗浄技術を生かし、新しい素材・ポリエチレンの容器にジュースを入れる機械の開発に着手しました。しかし、細長くやわらかい容器だったため、容器内に空気が残ってしまい、ジュースを満たすことができませんでした。そこで、ポリエチレンのやわらかさを利用して空気を抜き、ジュースを充填。この方法で、ノズル部分のギリギリまでジュースを入れることができるようになったのです。バキューム充填方式と名付けられた革新的な方法で生産効率が大幅にアップし、1時間に6千本の充填が可能に。また特許の取得により、カンパニーの機械は国内シェアトップになったのです。

そーだったのかポイント2

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真ん中にくびれをつけた驚きの秘密

チューチューの真ん中にある「くびれ」。実は、充填時の作業効率を上げるためにつけられたものだったのです。開発当初の容器は「くびれ」がなく、ジュースを入れる前の段階で平べったい形状になってしまい、機械にセットするために人の手が必要でした。しかし、「くびれ」をつけることによって容器はつぶれにくくなり、その形を保つように。この容器を機械に投入すると転がりながら自動的に運ばれていき、手作業で行っていた機械へのセットが自動化され、大幅な作業効率アップを実現させました。さらに、現在は真ん中にある「くびれ」の位置にも理由が。当初は3分の1の位置にありましたが、凍らせたチューチューをポキンと折って食べている子供を見かけたことで、仲良く分けられる真ん中の位置に変更。爆発的なヒットにつながったのです。

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