そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

有限会社 であい工房

【所在地】広島県廿日市市宮内

有限会社 であい工房(広島県)

今回は障がい者向けの福祉用具を製造する広島県廿日市市の「であい工房」が登場。主に製造しているのは「座位保持装置」という、体を思うように動かせない人が生活していくために必要な姿勢を維持できるようにサポートする福祉用具。1979年、先代の社長が、子どもの立位台(立った姿勢を保持する装置)の存在を知り、当時、広島にはメーカーが無かったこともあり起業することに。既製品では個々の症状に対応できないところもあるため、必要なパーツをカスタムしたり、オーダーメイドで製作。生まれてずっと寝たきりの生活を送る子どもたちが、少しでもみんなと同じような環境で過ごせるように研究開発。さらに、社員数は約20人で平均年齢がなんと20代後半。若者が集まる秘密とは?今回は寝たきりの子ども達の未来をサポートする福祉用具カンパニーのそ~だったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

利用者に寄り添ったオーダーメイドの福祉用具

子どもたちに寄り添った福祉用具を製造している「であい工房」。機能障害により、座った姿勢を維持できない人のために体を支える機能がついた座位保持装置など、障がい者や高齢者の自立を支援するシーティングを提供しています。そんなカンパニーの最大の魅力は、利用者に寄り添うオーダーメイド。ひとりひとりの体にぴったり合わせることはもちろん、学校で使うためか家でリラックスするためかといった使用する場面や、家の廊下の幅や食卓の高さ・介助のしやすさなど、利用者の生活環境に合わせることも重要なポイント。さらにカンパニーでは、部品を一から製作するために必要な切断や溶接といった高度な技術もあるため、着脱可能なテーブルや暑さ対策用のファンなど、特殊な要望にも応えているのです。

そーだったのかポイント2

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立つことを支援する「立位台」を開発

立った姿勢を支えるための立位台。主に学校の教室で使われることが多く、これにより、子供たちは学校での時間を様々な姿勢で過ごすことができます。立位台は海外では多くつくられていますが、国内では一部の工房がオーダーメイドで製作するのみで、既製品はほとんど存在していませんでした。そこでカンパニーは、乗り降りがベッドを移動する感覚に近く、比較的楽に介助できる立位台を開発。既製品をつくることにより、立位台を試すことができるようになり、立つ経験のない子どもたちが抱えている「立つことへの不安」を払拭することができるようになりました。カンパニーはこの立位台を県内の福祉施設などにレンタルで提供するなど、子ども達が立位台にふれる機会を増やす取り組みも行っているのです。

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