そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

日進ゴム 株式会社

【所在地】岡山県岡山市北区今

日進ゴム 株式会社(岡山県)

今回は、岡山県岡山市で地下足袋製造から始まったゴム製品カンパニー「日進ゴム」が登場。安全靴や学生靴、厨房靴へと順調に事業を拡大してきたカンパニーでしたが、ある「食の現場環境の変化」によって靴の受注契約が打ち切られる事態になり、経営が大ピンチに。そこで開発したのが「滑りにくい最強シューズ」だったのです。その後、滑りにくいシューズはスポーツ界へも拡大し、世界のトップアスリートと競技専門靴を共同開発するまでに。まさに経営の転倒をも防いだ「滑りにくい最強シューズ」、その開発のそ~だったのかに迫ります!

そーだったのかポイント1

放送内容写真

滑りにくい作業靴の開発マル秘話

作業靴をはじめとしたゴム製品を製造しているカンパニー。地下足袋の製造から始まり、その後、安全靴や学生靴、厨房靴へと事業を拡大していきました。そんな中、1996年に訪れた大手食品メーカーとの取引停止。カンパニーよりも滑りにくい特徴を持つ他社製品に変えられてしまったのです。そこで、カンパニーが取り組んだのは、圧倒的な滑りにくさを持つシューズの開発。最大の改良ポイントになったのは、靴底のデザイン。とび職専用の地下足袋に採用していたⅤ字デザインを応用。さらに、水や油の上でも排水効果を発揮させるため、靴底の突起部分のゴム素材やデザインを改良したのです。開発から8年たった2004年、ハイパーⅤソールの作業靴を発売。滑りにくさが評判となり、数多くの食品メーカーから注文が舞い込むようになり、現在、売り上げ全体の6割を占める主力製品に成長したのです。

そーだったのかポイント2

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意外なきっかけで誕生した競技用シューズ

食品業界を中心に評価を高めてきたカンパニーの滑りにくい靴は、意外なものにも使われ始めました。それは、設置した障害物を自転車で超えていく「自転車トライアル」。これまで、競技専用の靴は海外製で在庫が少なく、ぴったり合うサイズが見つけにくかったため、代わりに、滑りにくい工場作業専用の靴が使われていたのです。そのことを知ったカンパニーは、現役選手に競技専用靴の共同開発を持ち掛け、今年5月、選手の声を反映させた自転車トライアル専用靴を発売。くるぶしのケガを防ぐため、履き口の内側は高めのデザイン。さらに、裸足に近い感覚でペダルを踏み込めるよう、靴底には薄くて丈夫な特殊配合ゴムを採用しました。滑りにくさを追求したカンパニーの靴は、スポーツの分野にも大きく貢献しているのです。

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