とら醤油 株式会社(岡山県)
今回は、岡山県でご当地カンパニーを聞き込み!
江戸時代末期に創業した老舗醤油店「とら醤油」が作る黄ニラしょうゆ。主婦の間でも話題だという商品はたまごかけご飯や様々な料理に使えると大人気!岡山の伝統野菜である黄ニラを使った商品をなぜ作ることに?さらにその栽培方法を知るために農家さんの元へ!今回は岡山県の黄ニラで地域を元気にする老舗醤油店のそ~だったのかに迫ります。
江戸時代末期の1860年、倉敷市で創業した「とら醤油」。しょうゆは地域によって味が違うため、県外での販売は難しい中、しょうゆ加工品として販売した「黄ニラしょうゆ」は地元だけではなく全国でも人気となっています。黄ニラの甘みと風味を生かした黄ニラしょうゆのおいしさのポイントは「鯛のダシ」。きっかけは10年以上前にカンパニーの取引先の人が、黄ニラがのった鯛のムニエルを食べたとき、しょうゆと黄ニラの相性の良さに感動して、カンパニーへ提案したこと。その時のメニューだった鯛が味付けのヒントになっていたのです。2011年に発売した黄ニラしょうゆは、卵かけご飯に合うと人気の商品に。現在、年間で約3万本販売されています。
カンパニーと契約している黄ニラ農家の1人でもある植田さん。20年以上前に奥さんの実家の黄ニラ農家を継いで黄ニラを生産。2008年から自称「黄ニラ大使」として宣伝活動をしています。す。緑のニラに遮光シートをかぶせて栽培することでできる黄ニラ。緑のニラに比べて柔らかく傷つきやすいため、栽培から収穫までほとんどの工程が手作業なのです。約10年前は収穫した黄ニラの9割が関東へ出荷されていましたが、今では5割が関東・3割が岡山周辺へ出荷。カンパニーが黄ニラしょうゆを販売して話題になったことで、黄ニラが岡山県の特産品として地元でも知られるようになってきたのです。