そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

大和被服 株式会社

【所在地】岡山県倉敷市玉島

大和被服 株式会社(岡山県)

今回は創業100周年を迎える岡山県の制服製造カンパニー「大和被服」が登場。戦時中の軍服製造から始まり、現在は警察や消防の制服づくりを担っている。多くの作業が職人の手作業で行われ、その高い技術力に八嶋さんもビックリ!しかし、海外製品の台頭で売り上げは減少。試行錯誤が続く中で生まれた1つのアイデア。それは、消防士が現場で着用する防火服という生地の再利用だった。若手社員を中心に結成されたチームからは防災頭巾やキャンプ用品のレジャーシート、サウナハットといった斬新な商品が誕生。開発した商品はほとんどが完売するほど人気に。今回は、防火服に新たな息吹を吹き込んだ縫製カンパニーのそ~だったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

信頼と実績が生み出す技術力

大正14年に創業した繊維メーカー「大和被服」。創業当時、足袋づくりをしていましたが、今では官公庁の制服を主力商品とし、地元の警察署や消防局へ長年にわたり納品し続けています。その始まりは、戦時中の軍服製造。この時に築かれた行政とのつながりが、80年以上続く、制服づくりの基盤となっているのです。カンパニーでは着る人の体形に細かく応えるため、裁断・縫製など多くの工程を熟練の職人たちの手作業によって行っています。さらに、様々な工程を専任の担当にするのではなく、全ての従業員が、どの作業工程でもこなせるようにすることで、休みの人が急に出ても対応できるようにしているのです。こうした技術力が信頼と実績を生み出しているのです。

そーだったのかポイント2

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防火服の特性を生かした商品開発

安価な海外製品が台頭し、国内生産が激減する中、カンパニーは売上減少に歯止めをかけるための打開策を模索していました。そんな時、岡山市消防局から、リニューアルするために廃棄される大量の防火服を再活用できないかと引き取ったのです。防火服の生地の特性を生かして「防災頭巾」をつくり、地域の小学校にプレゼントしたところ、好評の声が寄せられました。その後、火に強く、水を弾くという生地の特性を生かして、キャンプ用品のレジャーシート、トートバッグ、サウナハットなどの商品を開発。2024年、アップサイクルブランドを立ち上げ、インターネット販売を始めると、生産が追いつかないほどの大ヒット。さらに、このアップサイクルの取り組みが全国の消防署で話題となり、防火服を提供したいという申し出が次々と舞い込んでいるのです。

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