そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

やまこうファーム 株式会社

【所在地】岡山県岡山市北区下土田

やまこうファーム 株式会社(岡山県)

今回は、国産コーヒー豆の栽培に挑む岡山県のカンパニー「やまこうファーム」が登場!コーヒー豆の消費量のほとんどを輸入に頼っている日本。そこでカンパニーは国内自給率を上げようと栽培をスタート。しかし、実は全くつかず。それでも諦めずに日本の気候に適応したコーヒーの木の研究をスタート。栽培を始めて10年、最後のチャンスと決めたその年に木にびっしりと実が!成功の秘密は一体?さらに日本ならではの風味と味わいを持つ秘密は日本酒にあった?今回はメイド・イン・ジャパンのコーヒー豆に挑むカンパニーのそ~だったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

寒冷期のある日本でも成功した理由

コーヒー豆の消費量99.9%以上を輸入に頼っている日本。そんな日本のコーヒー豆の自給率を上げようと栽培しているのが「やまこうファーム」です。コーヒーの木は寒冷期のある日本では栽培が難しいとされる中、創業者の山本会長は2010年、農業用ハウスを建て、栽培をスタートさせました。室内を南国の環境に近づけ、コーヒーの木を育てましたが、実がまったくつかなかったのです。そこで、日本の気候に適応したコーヒーの木を生み出す研究をスタート。マイナス60度の人工的な氷河期をつくり出し、その中でコーヒーの種を育てたところ、1万個のうち、わずか2~3個だけが発芽したのです。その2つの親株を人工的に交配させ、耐寒性に優れたコーヒーの苗を開発。木の成長に合わせ、肥料・水加減・遮光率をあらゆるパターンで試しました。栽培を始めて10年、最後のチャンスと決めたその年、コーヒーの木にびっしりと実がついたのです。

そーだったのかポイント2

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日本ならではの発酵で生まれた味わい

コーヒー豆の栽培に成功したカンパニーですが、自社の生産力だけでは日本のコーヒー自給率を高めることができません。そこで、コーヒー事業に興味のある企業に栽培ノウハウを伝授し、協力してもらうことに。現在、日本全国40カ所にカンパニーと協同開発した農園が生まれているのです。次にカンパニーが追い求めたのは、世界との差別化を図るメイド・イン・ジャパンの味。コーヒーの実から取り出されたコーヒー豆には粘着性のある半透明の膜が付いていて、通常、膜を落とすために、豆を半日以上水につけて「発酵」させます。カンパニーは、この発酵の工程に目をつけ、大手日本酒メーカーから譲り受けた酵素と酵母を水に配合し、3日間じっくりと発酵させたことによって、日本酒の風味と香りのある日本ならではの味わいを持つコーヒーが誕生したのです。

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